レンタルサーバーを利用する時に、様々なレンタルサーバー会社のホームページを見て比較して選択すると思います。
しかし、その際にいろんな専門用語が出てきて意味が分からないことがあると思います。
そこでレンタルサーバーを契約する際に出てくる「用語」を分かりやすく解説してみます。
私も改めて調べてみて新たな気づきがたくさんありました。
ぜひ参考にしてください。
初期費用
「初期費用」とは、レンタルサーバーを新規で契約する時に掛かる費用です。
大体相場では1,000円~1,500円くらいでしょうか。
しかし、なぜ初期費用が必要なのでしょうか?
すべてのレンタルサーバー会社の内部業務を知っているわけではありませんが、新規で契約が入ると、レンタルサーバー会社で以下のような設定作業が発生するからです。
- アカウント作成
- パスワード作成
- 個人情報の管理
- レンタルサーバー上の領域確保
- バックアップの設定
ひょっとして中には完全自動化している会社もあるかもしれませんが、「個人情報」を取り扱っているだけに人間のチェックや作業が発生すると思います。
そのためにどうしても「初期費用」というものが発生してしまいます。
月額費用
月額費用「●●円~」という記載をしているページがあります。
【例】
これは、12か月や36か月など長期契約をした場合に月単位に直した数字です。
例えば、
1ヶ月契約 1,200円
12か月契約 12,000円
36か月契約 32,400円
の場合、36か月契約をすれば1ヶ月900円となりますが、1ヶ月契約だと1,200円になるので、「月額900円~(税抜)」という表記になります。
だから実際に契約にあたっていくら必要になるかは、自分が何か月契約をするかを決めてから1ヶ月あたりいくらかを出して確認してください。
一見すると安く見えるレンタルサーバーの方が、実は1ヶ月毎に直すと割高になることがあります。
当たり前ですが契約期間が長ければ長いほど月あたりの料金が安くなります。
あと、価格は大体「税抜き価格」で表示されます。
これは商売の基本ですよね(笑)
安い方を表記するのは。
ディスク容量
レンタルサーバー契約者(レンタルサーバー管理人)に割り当てるディスク容量です。
例えば、100GBのディスク容量なら、この100GBがまるまる使用できます。
ちなみに、私はインフラエンジニアとして長年サーバーを運用していますが、ディスクの使用容量は増えることはあっても減ることは100%ありません。
あるとしたら、サーバーに置いてはいけない画像や動画があって、今すぐ消さなければ大変なことになるという警告が来ている状況くらいです(笑)
それ以外では自主的に使用容量を減らすなんてことはまずありません。
だからといって大容量のディスクサイズを提供するレンタルサーバーでなければいけないかと言えば「使い方」によります。
たとえば動画をアップロードしないなら100GBなんて使いません。
たとえば、この海辺の写真はこのクオリティ(自画自賛ですが・・・)で、サイズはたったの「450KB」しかありません。
単純にサイズ「500KB」の画像をディスク容量「100GB」のレンタルサーバーに何枚置けるかを計算すると、
100GB÷500KB = 100,000,000KB÷500KB = 200,000枚
20万枚保存できます(笑)
しかし動画だと話は違います。
動画をサーバーに置くとすると、数十秒レベルの動画でも50MB以上になる場合もあります。
基本的に画像しか使わないなら数十GBレベルのディスク容量で十分でしょう。
CGI
CGIとは「Common Gateway Interface」の略です。
CGIはWebサーバー上でプログラムを動作させる仕組みです。
大体CGIというと「Perl」を指している場合が多いです。
(PHPなら、PHPと表記されます。)
ここで気を付けるのは「Webサーバー上でプログラムが動く」です。
分かりやすいように図にしてみました。
以下の図は「CGIの場合」です。
以下の図は、「Javaスクリプト・Javaアプレットの場合」です。
何となく分かったでしょうか。
- CGIプログラム
サーバー上で実行して結果を返す
- Javaスクリプト・Javaアプレット
プログラムをクライアントに返して、クライアントPC上で処理を実行する
レンタルサーバー初心者の方があまりCGIを使う機会はないと思いますが、プログラムを勉強したいという方は、CGIを利用できるレンタルサーバーを契約してプログラムに挑戦してみてください。
PHP・Ruby・Python
レンタルサーバー会社によっては、「CGI/Perl/PHP」とひとくくりにしている場合もあれば、「CGI」「PHP」と分けている場合もあります。
最近のレンタルサーバーはプログラミングに対応して格安サーバーながら「PHP/Ruby/Python」を使って動的なWebサイトを作ることができます。
たとえば、アクセスカウンタのような単純なプログラムではなく、「ブログ」や「掲示板」、「ネットショップ」まで作成することができます。
ただ個人的な感想ですが、レンタルサーバーで「Python」や「Ruby」はあまり使い勝手はよくないです。
理由は、使いたいライブラリが勝手にインストールできなくて、基本的なライブラリしか使えません。
古いPHPのプログラムを最新のPHPのバージョンで動かすとエラーになったり、PHPはバージョンによってプログラムが動かなくなったりするので注意です。
マルチドメイン
1つのレンタルサーバー契約で複数の独自ドメインを利用することを「マルチドメイン」と言います。
たとえば、「example.com」と「new-town.com」と「work.com」の3つを持っていたとすると、1つのレンタルサーバーの契約で3つのサイトを持つことができます。
何が便利かというと、管理が楽ですし、ディスク容量も効率的に使用することができます。
MySQL
フリー(無料)のデータベースです。
インターネット上でMySQLの情報も多くて使い勝手も抜群によいです。
PHPとの相性も良く、パソコンに詳しい人なら頑張れば独自でWordPressにリアルタイムでアクセスの多い記事をTOP10まで表示するなど、PHPのプログラムを作成することができると思います。
データ転送量
サイトにアクセスがあった時に、サーバーからクライアント(閲覧者)のブラウザに転送されるデータの量のことです。
アクセス数が多い・ファイルサイズが大きいほど転送量が多くなります。
通常、レンタルサーバーでは、転送量の上限があります。
例えば、
レンタルサーバーは「みんなで共有」しているので、仮に転送量の上限がないと、1人のレンタルサーバー利用者がサーバーに負荷を掛け、他の人に迷惑が掛かることがあります。
上図のようにならないようデータ転送量に上限を決め、上限を超えた場合は制限をかけたりして他のサイトに影響がでないようにします。
SSL(Secure Sockets Layer)
インターネット上でデータを暗号化して安全に送受信する機能です。
今は「Amazon」や「楽天」をはじめ、インターネットでショッピングをするのが当たり前のようになっています。
クレジットカード情報を入力するとすぐに商品が買え、しかも当日に自宅に商品が届いたりします。
当たり前のように利用している「ネットショップ」ですが、なぜみんなが安全にネットショッピングができるのかというと、SSLを利用して「クレジットカード情報」や「パスワード」を暗号化しているからです。
SSLを利用しているサイトは「https://~」と、頭に「https」が付きます。
あとは、SSLを使っている証明として「カギ」のマークが付きます。
以上のようにレンタルサーバーを契約する時によく見かける用語を分かりやすく解説してみました。
ぜひ参考にして楽しく「レンタルサーバー」を利用してください。
私も気が付いた点があったらどんどん追加していこうと思います。
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