ICANN認定レジストラとは何か?

公開日時:2017年05月04日 / 最終更新日時:2019年02月11日

ドメインを取得したり、ドメインを移管しようとすると、「レジストラ」「ICANN認定レジストラ」などの用語が出てきます。

今回は「レジストラ」「ICANN認定レジストラ」について解説します。

ICANNとは?

Internet Corporation for Assigned Names and Numbers

ICANNは、アイキャンと読みます。

正式名称はInternet Corporation for Assigned Names and Numbersで、直訳すると割り当てられた名前(ドメイン名)と番号(IPアドレス&ポート番号)を管理するインターネットの組織という感じでしょうか。

ICANNの業務内容

ICANNの主な業務内容は、インターネットの以下の管理(割り振り・割り当て)を行うことです。

※自律システム(AS)とは、膨大なインターネットのネットワークを管理するために、ネットワークを小さく分割して管理するシステムのことを言います。

ICANN認定レジストラとは?

ICANN認定レジストラとは、読んで字のごとく「ICANN」に認定された「レジストラ」です。

ICANNとレジストラは「レジストラ認定契約(RAA)」を締結します。

 

ちなみに、レジストラを英語で書くと、「registrar」です。

読み方は「レジスチョラー」でしょうか。

意味は「記録を取る人」「登記を取る人」「戸籍を取る人」などです。

記録事務官、登記官、戸籍吏など何かを登録する人という意味です。

 

では一体何を何に登録するのでしょうか?

レジストラは、レジストリにドメインを登録します。

レジストリとは?

レジストリとは、「ドメイン」を管理している一番上位の機関です。

ここでいう「ドメイン」とは、「トップレベルドメイン」のことを言います。

トップレベルドメイン(TLDs)とは、「.com」とか「.jp」とか「.net」などドメインを分割した時の一番再度のドットの部分のドメインを言います。

レジストラはレジストリにドメインを登録する機関

レジストラとはドメイン名の登録申請を受け付ける機関です。

ユーザーからドメイン名の登録依頼を受けて、例えば「tama-chan.com」なら「.com」を管理しているレジストリに登録したり、「tama-chan.net」なら「.net」を管理しているレジストリに登録をします。

レジストリとレジストラの図解

以前は、ユーザーが直接レジストリにドメインを登録していましたが、今はレジストラが仲介して登録をしています。

具体的にはレジストラが「レジストリ データベース」に登録するための各種登録情報(登録者名など)を収集して提出します。

また、レジストリデータベースとは、DNS ドメイン名に関する情報で構成されており、ドメイン名の検索リクエストや Whois クエリに対する回答を生成する時に使用します。

レジストリは直接ドメインを販売できない

レジストラという仲介業者を使わずに、自分で直接ドメイン名を販売すればいいのではと思いますが、ICANNの方針でドメイン名を直接販売しないことになっています。

そのため、ICANNが公認したレジストラが販売することになりました。

ICANN認定レジストラになるメリット

ドメインが卸売価格で入手できるようになります。

また、ICANN認定レジストラになることで社会的な信用やブランドを確立することができます。

そのため、レンタルサーバー会社など数多くのユーザーのドメインを管理しているなら、自らレジストラになり格安でドメインを入手し、それをユーザーに販売した方が利益になります。

日本国内のICANN認定レジストラ一覧

最後にまとめ

 → ドメイン名、IPアドレス、ポート番号を管理する組織

 → 「トップレベルドメイン」を管理している一番上位の機関。「.com」や「.jp」や「.net」ごとに組織が分かれている

 → ユーザーの依頼を受けてレジストリにドメインを登録する仲介組織

 

Posted by 100%レンタルサーバーを使いこなすサイト管理人

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