VMware には「有償版」「無償版」があったり「vSphere」や「ESXi」などがありますが、どのように呼べば正確なのか迷うことがあります。
今回は VMware の用語について解説します。
モノは同じ、でも「有償版」「無償版」で読み方が若干変わる
簡単に整理すると「モノは同じ、でも「有償版」「無償版」で読み方が若干変わる」です。
- VMware vSphere Hypervisor ← 無償版ハイパーバイザーです。無償版の場合は、ESXi ではなく「VMware vSphere Hypervisor」が正解のようです。
- vSphere ESXi ← 有償版 vSphere の一部です。ハイパーバイザーとして複数の仮想マシンを搭載します。
無償版の「VMware vSphere Hypervisor」と有償版の「vSphere ESXi」は中身は一緒です。
ただ単に有償の「VMware vSphere」の一部としてインストールされているか、「VMware vSphere」とは関係なく単体のホストとしてインストールされているかの違いです。
ハイパーバイザー(Hypervisor)とは
ハイパーバイザー(Hypervisor)とはコンピュータを仮想化するためのソフトウェアのことを言います。
用語がややこしいのが「仮想化技術」に「ホスト型」と「ハイパーバイザー型」の2種類があることです。
- ホスト型 ← Windows OS や Linux OS をインストールしてから、仮想化ソフトをインストールするタイプ
- ハイパーバイザー型 ← 仮想化専用の OS をインストールして直接ハードウェアを管理するタイプ
以下の記事で詳しく解説しています。
VMware 各ソフトウェアとその機能について調査
以下の構成図を見ると一目瞭然ですが、「ハイパーバイザー型」は「ホストOS」というワンクッションがありません。
そのため処理が非常に高速になる、余計なコードや処理がないためセキュリティのレベルが上がるといったメリットがあります。
その他 VMware 関連用語
- VMware ← 会社名。製品名の総称(個別の名前ではない)。
- VMware Inc. ← 会社の正式名称。
- ヴイエムウェア株式会社 ← 日本法人の会社名。VMware K.K.とも言う。
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