VDP(VMware vSphere Data Protection)の仮想アプライアンスの時刻同期について簡単に調べました。
VDP 仮想アプライアンスの OS は SUSE Linux
VDP 仮想アプライアンスの OS は Suse Linux Enterprise Server(SLES) バージョン11 です。
root@vdp01:~/#: ls |
最新の Suse Linux のバージョンは「12」です。
ntpd は起動していない
vdp に ssh ログインして ntpd を確認したところ、起動していませんでした。
/etc/ntpd.conf ファイルの中身もコメントアウトされていました。
そもそもの話ですが、VDPをインストールした際に NTP の設定はなかったので当然 NTP サーバーは稼働していません。
【VMware】VDP 6.1.5(VMware vSphere Data Protection)のデプロイ&インストール&設定手順
VDP は VMware Tools で ESXi ホストと時刻同期を行っている
vmware-toolbox-cmd で確認ができます。
(コマンドが入っている場合)
[root@cent07 ~]# vmware-toolbox-cmd timesync enable |
時刻同期のベストプラクティスは?
VMware vSphere で仮想マシンを100台規模で管理する場合は、ルールの統一が必要です。
- NTP サーバーを構築して、それぞれの仮想マシンが NTP サーバーにアクセスして時刻同期をする
- NTP サーバーは起動せずに、それぞれの仮想マシンが ESXi ホストと時刻同期をする → その場合、ESXi ホストが複数台あるなら、ESXi ホスト同士の時刻同期はどうするのか?
ESXi ホストと時刻同期するためには VMware Tools を経由する必要があります。
確実に全仮想マシンや全仮想アプライアンスに VMware Tools をインストールして ESXi ホストと時刻同期ができているか日々運用管理をすることが難しい場合は、シンプルに NTP サーバーと同期する方が良いでしょう。
VMware Tools の運用管理は結構難易度が高いと思います。
- 忘れがちになりやすい
- 定期的なバージョンアップ
- 定期的なチェック
- トラブルが発生した時になかなか思いつかない
コメント