Webアプリサーバーとして有償サポートもある「WebLogic」 の最新版「WebLogic Server 12c」 を「CentOS7」 にインストールしました。
今回は基本的な WebLogic Server のインストール手順について解説をします。
WebLogic Server とは一体何?
「WebLogic Server」 とは BEA システムズ社が開発した Web アプリケーションサーバーです。
現在は Oracle 社が販売をしています。
正式名称は「Oracle WebLogic Server」 です。
かなり古くからある Web アプリケーションサーバーですが、現在も Oracle 社が新バージョンをリリースし続けています。
Weblogicのダウンロード
以下のURLよりダウンロードできます。
http://www.oracle.com/technetwork/jp/indexes/downloads/index.html
「OTNサイト(www.oracle.com/technetwork)からダウンロードできるソフトウエアには OTN開発者ライセンスがついており、限定された用途で無償で使用できます。」
ページに下の方へスクロールすると下図のように「WebLogic Server 12c」 のリンクがあるのでクリックします。
WebLogic Server をインストールする
「WebLogic Server」をダウンロードしたらインストールをします。
今回は「test」 アカウントでインストールをします。
[test@cnt07 ~]$ java -jar fmw_12.2.1.2.0_wls_quick.jar
ランチャのログ・ファイルは/tmp/OraInstall2017-07-23_06-22-39AM/launcher2017-07-23_06-22-39AM.logです。
インストーラを抽出しています . . . . . . . . . . . . 完了
OpenJDK JVMはこのプラットフォームではサポートされていません。
ログはここにあります: /tmp/OraInstall2017-07-23_06-22-39AM/launcher2017-07-23_06-22-39AM.log 。
インストールエラーになりました。
「OpenJDK JVMはこのプラットフォームではサポートされていません。」 というメッセージが表示されているので、原因は特定できていますが、念のためにログファイルを確認します。
[test@cnt07 ~]$ cat /tmp/OraInstall2017-07-23_06-22-39AM/launcher2017-07-23_06-22-39AM.log
2017-07-23 06:22:40,918 情報 [1] com.oracle.cie.nextgen.launcher.LogUtils – ランチャのログ・ファイル は/tmp/OraInstall2017-07-23_06-22-39AM/launcher2017-07-23_06-22-39AM.logです。
2017-07-23 06:22:40,964 情報 [1] com.oracle.cie.nextgen.launcher.LogUtils – /tmp/orcl850744730349408907.tmpに抽出しています。
2017-07-23 06:22:40,972 情報 [1] com.oracle.cie.nextgen.launcher.LogUtils – インストーラを抽出してい ます . . .
2017-07-23 06:22:50,138 情報 [1] com.oracle.cie.nextgen.launcher.LogUtils – /tmp/orcl850744730349408907.tmpへの自己抽出が終了しました。
2017-07-23 06:22:50,331 情報 [1] com.oracle.cie.nextgen.launcher.LogUtils – パラメータ・ファイルを使 用します: /tmp/orcl850744730349408907.tmp/Disk1/install/linux64/oraparam.ini
2017-07-23 06:22:50,394 重大 [1] com.oracle.cie.nextgen.launcher.Launcher – OpenJDK JVMはこのプラットフォームではサポートされていません。 ← OpenJDK JVM はサポートされていないとのメッセージです。
2017-07-23 06:22:50,395 情報 [1] com.oracle.cie.nextgen.launcher.LogUtils – ログはここにあります: /tmp/OraInstall2017-07-23_06-22-39AM/launcher2017-07-23_06-22-39AM.log。
[test@cnt07 ~]$
[test@cnt07 ~]$
[test@cnt07 ~]$ rpm -qa | grep openjdk ← 現環境の jdk を確認します。
java-1.7.0-openjdk-headless-1.7.0.141-2.6.10.1.el7_3.x86_64 ← openjdk がインストールされています。
java-1.7.0-openjdk-1.7.0.141-2.6.10.1.el7_3.x86_64
java-1.8.0-openjdk-1.8.0.131-3.b12.el7_3.x86_64
java-1.8.0-openjdk-headless-1.8.0.131-3.b12.el7_3.x86_64
[test@cnt07 ~]$
結論を言えば、「WebLogic」 は「OpenJDK」 はサポートしておらず、「Oracle Java(Oracle社のホームページからダウンロードしてインストールした JDK)」 のみサポートされているということでした。
Java SE Development Kit 8 のダウンロード
以下の URL をクリックして Oracle 社のサイトよりJDKをダウンロードします。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/jdk8-downloads-2133151.html
下図のように最新の JDK で対応するプラットフォームの「rpm」 パッケージをクリックしてダウンロードします。
※rpm パッケージの方が yum コマンドで「インストール」および「アンインストール」ができて管理が楽なのでおススメです。
既存の openjdk をアンインストールする
ダウンロードした JDK をインストールする前に既存環境にインストールされている OpenJDK をアンインストールします。
[root@cnt07 ~]# yum remove java-1.7.0-openjdk java-1.8.0-openjdk
Java SE Development Kit 8 のインストール
ダウンロードした JDK を yum コマンドでインストールします。
[root@cnt07 ~]# cd /home/test ← ダウンロードした「jdk-8u141-linux-x64.rpm」が保存している /home/test ディレクトリに移動します。
[root@cnt07 test]# ls -l | grep jdk
-rw-r–r–. 1 test test 169980729 7月 23 06:36 jdk-8u141-linux-x64.rpm
[test@cnt07 test]# yum install jdk-8u141-linux-x64.rpm ← yum コマンドでファイルを指定してインストールします。
読み込んだプラグイン:fastestmirror, langpacks
jdk-8u141-linux-x64.rpm を調べています: 2000:jdk1.8.0_141-1.8.0_141-fcs.x86_64
jdk-8u141-linux-x64.rpm をインストール済みとして設定しています
依存性の解決をしています
–> トランザクションの確認を実行しています。
—> パッケージ jdk1.8.0_141.x86_64 2000:1.8.0_141-fcs を インストール
–> 依存性解決を終了しました。
依存性を解決しました
========================================================================================================
Package アーキテクチャー
バージョン リポジトリー 容量
========================================================================================================
インストール中:
jdk1.8.0_141 x86_64 2000:1.8.0_141-fcs /jdk-8u141-linux-x64 269 M
トランザクションの要約
========================================================================================================
インストール 1 パッケージ
合計容量: 269 M
インストール容量: 269 M
Is this ok [y/d/N]: y
Downloading packages:
Running transaction check
Running transaction test
Transaction test succeeded
Running transaction
インストール中 : 2000:jdk1.8.0_141-1.8.0_141-fcs.x86_64 1/1
Unpacking JAR files…
tools.jar…
plugin.jar…
javaws.jar…
deploy.jar…
rt.jar…
jsse.jar…
charsets.jar…
localedata.jar…
検証中 : 2000:jdk1.8.0_141-1.8.0_141-fcs.x86_64 1/1
インストール:
jdk1.8.0_141.x86_64 2000:1.8.0_141-fcs
完了しました!
[root@cnt07 test]#
バージョンの確認をします。
[root@cnt07 test]# java -version
java version “1.8.0_141”
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.8.0_141-b15)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 25.141-b15, mixed mode)
[root@cnt07 test]# javac -version
javac 1.8.0_141
[root@cnt07 test]#
再度 WebLogic Server をインストールする
Java の環境を「OpenJDK」から「Oracle Java」に変更したので、再度
[test@cnt07 ~]$ java -jar fmw_12.2.1.2.0_wls_quick.jar
ランチャのログ・ファイルは/tmp/OraInstall2017-07-23_06-44-02AM/launcher2017-07-23_06-44-02AM.logです。
インストーラを抽出しています . . . . . . . . . 完了
CPU速度が300MHzを超えていることを確認してください. 実際2659.695MHz 問題なし
スワップ領域の確認中: 512MBを超えている必要があります. 実際2047MB 問題なし
このプラットフォームに64-bit JVMが必要かどうかを確認中. 実際 64 問題なし(64-bitは不要)
一時領域の確認中: 300MBを超えている必要があります. 実際29947MB 問題なし
/tmp/OraInstall2017-07-23_06-44-02AMからOracle Universal Installerの起動を準備中
ログ: /tmp/OraInstall2017-07-23_06-44-02AM/install2017-07-23_06-44-02AM.log
*****************************************************
配布名: Oracle Fusion Middleware 12c WebLogic and Coherence Developer
配布バージョン: 12.2.1.2.0
Oracleインベントリ: /home/test/oraInventory
Oracleホーム: /home/test/wls12212
Javaホーム: /usr/java/jdk1.8.0_141
注意: Oracleホームが指定されていません(<現在の作業ディレクトリ>/wls12212にデフォルト設定されています)
*****************************************************
Copyright (c) 1996, 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.
ソフトウェア更新をスキップ中
チェックの開始中: CertifiedVersions
予期した結果: oracle-6,oracle-7,redhat-7,redhat-6,SuSE-11,SuSE-12の1つ
実際の結果: redhat-null
チェックが完了しました。このチェックの全体的な結果: 問題なし
CertifiedVersionsチェック: 成功しました。
チェックの開始中: CheckJDKVersion
予期した結果: 1.8.0_101
実際の結果: 1.8.0_141
チェックが完了しました。このチェックの全体的な結果: 問題なし
CheckJDKVersionチェック: 成功しました。
このセッションでは検証が有効です。
データの検証中
ファイルをコピー中
完了率: 10
完了率: 20
完了率: 30
完了率: 40
完了率: 50
完了率: 60
完了率: 70
完了率: 80
完了率: 90
完了率: 100
Oracle Fusion Middleware 12c WebLogic and Coherence Developer 12.2.1.2.0のインストールが正常に完了しました。
ログが/home/test/wls12212/cfgtoollogs/ouiに正常にコピーされました。
[test@cnt07 ~]$
環境変数を設定する
環境変数を設定します。
今回の環境では以下のように設定します。
JAVA_HOME /usr/java/jdk1.8.0_141
MW_HOME /home/test/wls12212
ORACLE_HOME /home/test/wls12212
それぞれ環境変数を設定し、再ログイン・OS再起動時にも設定されるように「.bashrc」 ファイルに設定を入れます。
[test@cnt07 ~]$ echo “export JAVA_HOME=/usr/java/jdk1.8.0_141” >> ~/.bashrc
[test@cnt07 ~]$ echo “export MW_HOME=/home/test/wls12212” >> ~/.bashrc
[test@cnt07 ~]$ echo “export ORACLE_HOME=/home/test/wls12212” >> ~/.bashrc
[test@cnt07 ~]$ cat .bashrc
# .bashrc
# Source global definitions
if [ -f /etc/bashrc ]; then
. /etc/bashrc
fi
# Uncomment the following line if you don’t like systemctl’s auto-paging feature:
# export SYSTEMD_PAGER=
# User specific aliases and functions
export JAVA_HOME=/usr/java/jdk1.8.0_141
export MW_HOME=/home/test/wls12212
export ORACLE_HOME=/home/test/wls12212
[test@cnt07 ~]$
config.sh を実行する
「$ORACLE_HOME/oracle_common/common/bin(今回の環境では /home/test/wls12212/oracle_common/common/bin ディレクトリ)」 配下にある「config.sh」 を実行することで新規ドメインが作成されます。
ドメインとは一言で言うと「Web アプリケーションサーバーとしての1つの管理対象」 です。
以下、「config.sh」を実行しての新規ドメイン作成手順ですが、「GUI環境」 が必要という条件があります。
そのためには
端末からGUIログイン
リモートからGUIログイン
が必要になります。
端末もしくはリモートから GUI 接続をする
様々な環境がありますが、要約すると以下のパターンになるかと思います。
端末からログイン可、GUI ログインが可能な場合 → そのまま以下の手順に進みます。
端末からログイン可、GUI ログインができない場合 → GUI 環境をインストールします。
リモートからログイン可、GUI ログインが可能な場合 → そのまま以下の手順に進みます。
リモートからログイン可、GUI ログインができない場合 → GUI 環境および VNC 環境を構築します。
GUI環境をインストールする手順
CentOSの場合は、以下のコマンドで GUI 環境をインストールできます。
[root@cnt07 ~]# yum groupinstall “GNOME Desktop”
ちなみに利用可能なグループインストール一覧は「yum grouplist」 コマンドで確認します。
[root@cnt07 ~]# yum grouplist
読み込んだプラグイン:fastestmirror, langpacks
Loading mirror speeds from cached hostfile
* epel: ftp.jaist.ac.jp
Installed Environment Groups: ← すでにインストールされたグループです。
GNOME Desktop ← GNOME Desktop グループがインストールされました。
Available Environment Groups: ← インストール可能なグループリストの一覧です。
最小限のインストール
Compute Node
インフラストラクチャサーバー
ファイルとプリントサーバー
MATE デスクトップ
ベーシック Web サーバー
仮想化ホスト
サーバー (GUI 使用)
KDE Plasma Workspaces
開発およびクリエイティブワークステーション
利用可能なグループ
CIFS ファイルサーバー
Eclipse
FCoE ストレージクライアント
Fedora パッケージャ
Haskell のサポート
Milkymist
MySQL データベースクライアント
MySQL データベースサーバー
NFS サーバー
SNMP のサポート
TeX のサポート
TurboGears アプリケーションフレームワーク
WBEM のサポート
Xfce
iSCSI ストレージクライアント
グラフィカル管理ツール
コンソールインターネットツール
サーバープラットフォーム
サーバー環境の開発環境
システム管理
システム管理ツール
ストレージ可用性ツール
スマートカードサポート
セキュリティツール
デスクトップ
デスクトップ環境
デスクトップ環境の開発環境
ネットワークストレージサーバー
メッセージングクライアントのサポート
メッセージングサーバーのサポート
レガシーな UNIX 互換性
互換性ライブラリ
仮想化
教育用ソフトウェア
汎用デスクトップ
科学的サポート
開発ツール
電子ラボラトリ
完了
[root@cnt07 ~]#
リモート GUI 接続の設定
一番簡単な GUI でリモート接続する方法は「VNC Server」 をインストールすることです。
以下、「VNC Server」を CentOS7 にインストールして設定し、「VNC Viewer」でアクセスする手順です。
【Linux】 CentOS7 に VNC をインストールしてリモートより GUI でログインして操作する手順
1アカウントではなく、多数アカウントで Linux を共有している場合もあるかもしれません。
マルチアカウント(多数アカウント)で Linux にリモート GUI 接続をしたい場合の「VNC Server」の設定手順です。
【VNC】 tigervnc-server でマルチユーザーログイン可能に設定する手順
GUI 環境が整った前提で手順を進めていきます。
GUI 環境上より「config.sh」を実行する
GUI環境上にログインしたら、デスクトップ上で右クリックして「端末を開く」 をクリックして端末を起動します。
端末が起動したら下図のように「$ORACLE_HOME/oracle_common/common/bin(今回の環境では /home/test/wls12212/oracle_common/common/bin ディレクトリ)」に移動して 「config.sh」 を実行します。
しばらくすると下図のように「Fusion Middleware 構成ウィザード」 の画面が表示されます。
「新規ドメインの作成」 を選択して「次」 をクリックします。
※「ドメインの場所」はデフォルトから変更したい場合は任意のディレクトリを入力します。
「テンプレート」 の画面が表示されたら「製品テンプレートを使用してドメインを作成」 を選択して「次」 をクリックします。
「管理者アカウント」 の画面が表示されたら「管理者アカウント名(デフォルトでweblogic)」 と「パスワード」 を入力して「次」をクリックします。
※「管理者アカウント」と「パスワード」は WebLogic 管理画面にログインする時に使用します。
「ドメイン・モードおよび JDK」 画面が表示されたら「ドメイン・モード」 に「開発モード」 を選択し、「JDK」 は任意のJDKのパスを選択します。
今回の環境では「/usr/java/jdk1.8.0_141」 にインストールされているため、デフォルトのチェックのまま「次」 をクリックします。
「拡張構成」 の画面が表示されたら「管理サーバー」 と「ノードマネージャ」 にチェックを入れて「次」 をクリックします。
「管理サーバー」の画面が表示されたら下図のようにデフォルトの設定のまま「SSLの有効化」にチェックをして「SSL リスニングポート」に「7002」を入力します。
サーバー名 : AdminServer
リスニング・アドレス : すべてのローカルアドレス
リスニング・ポート : 7001
SSL の有効化 : チェック
SSL リスニング・ポート : 7002
「ノードマネージャ」 の画面が表示されたら「ノード・マネージャ・タイプ」 に「ドメインごとのデフォルトの場所」 を選択し「ノード・マネージャ資格証明」 を入力します。
「次」をクリックします。
「構成のサマリー」 画面が表示されたら「作成」 をクリックします。
「構成の進行状況」 画面で下図のように進捗が「100%」 になったら「次」 をクリックします。
「構成の終了」 画面が表示されたら、下図のように成功していることを確認し「終了」 をクリックします。
WebLogic Server を起動する
コマンドラインより WebLogic Server を起動します。
[test@cnt07 base_domain]$ cd /home/test/wls12212/user_projects/domains/base_domain
[test@cnt07 base_domain]$ ./startWebLogic.sh
.
.
JAVA Memory arguments: -Xms256m -Xmx512m -XX:CompileThreshold=8000
.
CLASSPATH=/usr/java/jdk1.8.0_141/lib/tools.jar:/home/test/wls12212/wlserver/server/lib/weblogic.jar:/home/test/wls12212/wlserver/../oracle_common/modules/net.sf.antcontrib_1.1.0.0_1-0b3/lib/ant-contrib.jar:/home/test/wls12212/wlserver/modules/features/oracle.wls.common.nodemanager.jar::/home/test/wls12212/wlserver/common/derby/lib/derbynet.jar:/home/test/wls12212/wlserver/common/derby/lib/derbyclient.jar:/home/test/wls12212/wlserver/common/derby/lib/derby.jar
.
PATH=/home/test/wls12212/user_projects/domains/base_domain/bin:/home/test/wls12212/wlserver/server/bin:/home/test/wls12212/wlserver/../oracle_common/modules/org.apache.ant_1.9.2/bin:/usr/java/jdk1.8.0_141/jre/bin:/usr/java/jdk1.8.0_141/bin:/usr/local/bin:/usr/bin:/usr/local/sbin:/usr/sbin:/home/test/.local/bin:/home/test/bin
.
***************************************************
* To start WebLogic Server, use a username and *
* password assigned to an admin-level user. For *
* server administration, use the WebLogic Server *
* console at http://hostname:port/console *
***************************************************
Starting WLS with line:
/usr/java/jdk1.8.0_141/bin/java -server -Xms256m -Xmx512m -XX:CompileThreshold=8000 -Dweblogic.Name=AdminServer -Djava.security.policy=/home/test/wls12212/wlserver/server/lib/weblogic.policy -Xverify:none -Djava.system.class.loader=com.oracle.classloader.weblogic.LaunchClassLoader -javaagent:/home/test/wls12212/wlserver/server/lib/debugpatch-agent.jar -da -Dwls.home=/home/test/wls12212/wlserver/server -Dweblogic.home=/home/test/wls12212/wlserver/server weblogic.Server
<2017/07/23 11時14分35秒 JST> <Info> <Security> <BEA-090905> <起動パフォーマンスを向上するためにCryptoJ JCEプロバイダ自己整合性チェックを無効にしています。このチェックを有効にするには、-Dweblogic.security.allowCryptoJDefaultJCEVerification=trueを指定します。>
<2017/07/23 11時14分35秒 JST> <Info> <Security> <BEA-090906> <RSA CryptoJのデフォルトの乱数ジェネレータをECDRBG128からHMACDRBGに変更しています。この変更 を無効にするには、-Dweblogic.security.allowCryptoJDefaultPRNG=trueを指定します。>
<2017/07/23 11時14分37秒 JST> <Info> <WebLogicServer> <BEA-000377> <WebLogic ServerをOracle CorporationからJava HotSpot(TM) 64-Bit Server VMバージョン25.141-b15で起動しています。>
<2017/07/23 11時14分38秒 JST> <Info> <RCM> <BEA-2165021> <このJVMでは「ResourceManagement」が有効になっていません。WebLogic Serverの「リソース消費管理」 機能を使用するには、「ResourceManagement」を有効化してください。「ResourceManagement」を有効化するには、JVMが実行されているWebLogic Serverインスタンスで 次のJVMオプションを指定する必要があります: -XX:+UnlockCommercialFeatures -XX:+ResourceManagement。>
<2017/07/23 11時14分39秒 JST> <Info> <Management> <BEA-141107> <バージョン: WebLogic Server 12.2.1.2.0 Mon Oct 3 04:35:36 PDT 2016 1827450>
<2017/07/23 11時15分07秒 JST> <Notice> <WebLogicServer> <BEA-000365> <サーバー状態がSTARTINGに変化しました。>
<2017/07/23 11時15分07秒 JST> <Info> <WorkManager> <BEA-002900> <自己チューニング・スレッド・プールを初期化しています。>
<2017/07/23 11時15分07秒 JST> <Info> <WorkManager> <BEA-002942> <CMMメモリー・レベルが0になります。スタンバイ・スレッド・プール・サイズを256に設定してい ます。>
<2017/07/23, 11:15:11,72 午前 JST> <Notice> <Log Management> <BEA-170019> <サーバー・ログ・ファイルweblogic.logging.FileStreamHandler instance=173068961
Current log file=/home/test/wls12212/user_projects/domains/base_domain/servers/AdminServer/logs/AdminServer.log
Rotation dir=/home/test/wls12212/user_projects/domains/base_domain/servers/AdminServer/logs
を開きました。すべてのサーバーサイド・ログ・イベントはこのファイルに書き込まれます。>
<2017/07/23, 11:15:11,295 午前 JST> <Notice> <Security> <BEA-090946> <セキュリティがセキュリティ・レルムを使用して初期化の前処理を実行しています: myrealm>
<2017/07/23, 11:16:22,237 午前 JST> <Notice> <Security> <BEA-090947> <セキュリティがセキュリティ・レルムを使用して初期化の後処理を実行しています: myrealm>
<2017/07/23, 11:16:24,554 午前 JST> <Notice> <Security> <BEA-090082> <管理セキュリティ・レルムを使用してセキュリティが初期化されました: myrealm>
<2017/07/23, 11:16:26,16 午前 JST> <Warning> <JMX> <BEA-149512> <JMXコネクタ・サーバーがservice:jmx:iiop://127.0.0.1:7001/jndi/weblogic.management.mbeanservers.runtimeで開始しました。>
<2017/07/23, 11:20:03,326 午前 JST> <Warning> <JMX> <BEA-149512> <JMXコネクタ・サーバーがservice:jmx:iiop://127.0.0.1:7001/jndi/weblogic.management.mbeanservers.domainruntimeで開始しました。>
<2017/07/23, 11:20:03,343 午前 JST> <Warning> <JMX> <BEA-149512> <JMXコネクタ・サーバーがservice:jmx:iiop://127.0.0.1:7001/jndi/weblogic.management.mbeanservers.editで開始しました。>
<2017/07/23, 11:21:24,501 午前 JST> <Notice> <WebLogicServer> <BEA-000365> <サーバー状態がSTANDBYに変化しました。>
<2017/07/23, 11:21:24,502 午前 JST> <Notice> <WebLogicServer> <BEA-000365> <サーバー状態がSTARTINGに変化しました。>
<2017/07/23, 11:21:24,779 午前 JST> <Notice> <Log Management> <BEA-170036> <ログ・メッセージ・カウントを30秒ごとに確認するためのロギング・モニタリング・ サービス・タイマーが開始されました。>
<2017/07/23, 11:21:26,963 午前 JST> <Notice> <Log Management> <BEA-170027> <サーバーはドメイン・レベルの診断サービスとの接続を正常に確立しました。>
<2017/07/23, 11:21:28,0 午前 JST> <Notice> <WebLogicServer> <BEA-000365> <サーバー状態がADMINに変化しました。>
<2017/07/23, 11:21:28,407 午前 JST> <Notice> <WebLogicServer> <BEA-000365> <サーバー状態がRESUMINGに変化しました。>
<2017/07/23, 11:21:29,92 午前 JST> <Notice> <Security> <BEA-090171> <タイプjksのキーストア・ファイル/home/test/wls12212/user_projects/domains/base_domain/security/DemoIdentity.jksから別名DemoIdentityの下に格納されたアイデンティティ証明書と秘密鍵をロードしています。>
<2017/07/23, 11:21:29,121 午前 JST> <Notice> <Security> <BEA-090169> <タイプjksのキーストア・ファイル/home/test/wls12212/wlserver/server/lib/DemoTrust.jksから信頼性のある証明書をロードしています。>
<2017/07/23, 11:21:29,148 午前 JST> <Notice> <Security> <BEA-090169> <タイプjksのキーストア・ファイル/usr/java/jdk1.8.0_141/jre/lib/security/cacertsから 信頼性のある証明書をロードしています。>
<2017/07/23, 11:21:29,238 午前 JST> <Notice> <Server> <BEA-002613> <チャネル”DefaultSecure”は、現在127.0.0.1: 7002でプロトコルiiops, t3s, ldaps, httpsを リスニングしています。>
<2017/07/23, 11:21:29,444 午前 JST> <Notice> <Server> <BEA-002613> <チャネル”Default[2]”は、現在192.168.1.10: 7001でプロトコルiiop, t3, ldap, snmp, http をリスニングしています。>
<2017/07/23, 11:21:29,449 午前 JST> <Notice> <Server> <BEA-002613> <チャネル”DefaultSecure[2]”は、現在192.168.1.10: 7002でプロトコルiiops, t3s, ldaps, httpsをリスニングしています。>
<2017/07/23, 11:21:29,450 午前 JST> <Notice> <Server> <BEA-002613> <チャネル”Default”は、現在127.0.0.1: 7001でプロトコルiiop, t3, ldap, snmp, httpをリス ニングしています。>
<2017/07/23, 11:21:29,455 午前 JST> <Notice> <Server> <BEA-002613> <チャネル”DefaultSecure[1]”は、現在192.168.122.1: 7002でプロトコルiiops, t3s, ldaps, httpsをリスニングしています。>
<2017/07/23, 11:21:29,461 午前 JST> <Notice> <Server> <BEA-002613> <チャネル”Default[1]”は、現在192.168.122.1: 7001でプロトコルiiop, t3, ldap, snmp, httpをリスニングしています。>
<2017/07/23, 11:21:29,462 午前 JST> <Notice> <WebLogicServer> <BEA-000331> <ドメイン”base_domain”で、WebLogic Server管理サーバー”AdminServer”を開発モードで起動しました。>
<2017/07/23, 11:21:29,462 午前 JST> <Notice> <Server> <BEA-002613> <チャネル”DefaultSecure”は、現在127.0.0.1: 7002でプロトコルiiops, t3s, ldaps, httpsを リスニングしています。>
<2017/07/23, 11:21:29,463 午前 JST> <Notice> <Server> <BEA-002613> <チャネル”Default[2]”は、現在192.168.1.10: 7001でプロトコルiiop, t3, ldap, snmp, http をリスニングしています。>
<2017/07/23, 11:21:29,463 午前 JST> <Notice> <Server> <BEA-002613> <チャネル”DefaultSecure[2]”は、現在192.168.1.10: 7002でプロトコルiiops, t3s, ldaps, httpsをリスニングしています。>
<2017/07/23, 11:21:29,465 午前 JST> <Notice> <Server> <BEA-002613> <チャネル”Default”は、現在127.0.0.1: 7001でプロトコルiiop, t3, ldap, snmp, httpをリス ニングしています。>
<2017/07/23, 11:21:29,465 午前 JST> <Notice> <Server> <BEA-002613> <チャネル”DefaultSecure[1]”は、現在192.168.122.1: 7002でプロトコルiiops, t3s, ldaps, httpsをリスニングしています。>
<2017/07/23, 11:21:29,466 午前 JST> <Notice> <Server> <BEA-002613> <チャネル”Default[1]”は、現在192.168.122.1: 7001でプロトコルiiop, t3, ldap, snmp, httpをリスニングしています。>
<2017/07/23, 11:21:29,468 午前 JST> <Notice> <WebLogicServer> <BEA-000360> <サーバーがRUNNINGモードで起動しました。>
<2017/07/23, 11:21:29,494 午前 JST> <Notice> <WebLogicServer> <BEA-000365> <サーバー状態がRUNNINGに変化しました。>
WebLogic Server 管理画面にログインする
WebLogic Serverが起動したら管理画面にログインします。
デフォルトでは
http://IPアドレス:7001/console
でログインができます。
「http://IPアドレス:7001/console」で下図のようにログイン画面が表示されたら、WebLogicの構成ウィザードで設定した「weblogic」 アカウント(変更していた場合は変更したアカウント)と「パスワード」 でログインをします。
下図のようにログインできれば正常にインストールされています。
SSL経由で WebLogic Server の管理画面にアクセスをする
WebLogic の構成時に下図のように「SSLの有効化」 にチェックを入れて「SSLリスニング・ポート」 を「7002」 に設定しました。
今回の環境ではIPアドレスが「192.168.1.10」なので
https://192.168.1.10:7002/console
にアクセスすることになります。
「ユーザー名」 と「パスワード」 は、先ほどログインした「ユーザー名(weblogic)」 と「パスワード」 を入力して「ログイン」 をクリックします。
SSL経由でもログインできることを確認しました。
まとめ
WebLogic は大規模な Web アプリケーションサーバーですが、手順通りにインストールと設定をすれば、簡単に構築することができます。
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