【Zabbix 3.4】CentOS 7 への Zabbix インストール手順

2017年8月に「Zabbix 3.4.1」がリリースされたので、早速インストールをしてみました。

Zabbix でサーバーの監視をしたいですが、それ以上にサーバーの SNMP トラップを Zabbix で受信して「シビリティ(severity、厳しさ、激しさ、重大度という意味)」に応じてメールを送信したり、メッセージを出したりする設定をしようと思っていました。

 

 

 

Zabbixとは?

Zabbix はサーバーやネットワーク機器などの「無償の監視ツール」です。

サーバーに Zabbix Server をインストールすると、そのサーバーは各サーバーをリモートから一括して監視をすることができます。

リモート監視をしてサーバーに何か「変化」があれば(例えばディスク障害、プロセスの異常終了など)メールなどで通知をしてくれます。

 

今ではほとんどの企業でサーバー監視ツールのスタンダードになっています。

昔は NNM(Network Node Manager) OpenViewTivoli などサーバー監視ツールがありましたが、使い勝手が非常に悪かった思い出があります。

 

Zabbix がデファクトスタンダードになった理由

「なぜ Zabbix が業界のデファクトスタンダードになったのか?」

最大の理由はオープンソースで「無料・無償」だからでしょう。

具体的に言うと「GNU General Public License(GNU GPL)」です。

 

ちなみに「GNU GPL」では以下が可能です。

・プログラムの実行

・プログラムの動作を調べ、それを改変すること(ソースコードへのアクセスは、その前提になる)

・複製物の再頒布

・プログラムを改良し、改良を公衆にリリースする権利(ソースコードへのアクセスは、その前提になる)

例えば、この後に出てきますが「ミラクル・リナックス社」は独自に Zabbix のソースコードを解析し、バグを発見したらすぐに修正パッチをリリースするなどのサポート事業をやっています。

これは「GNU GPL」だから可能です。

 

いろんなベンダーが Zabbix をリリースしている?

Zabbix はオープンソースのため、様々なベンダーが(有償・無償問わず) Zabbix を提供しています。

以下、代表的な Zabbix を提供している企業です。

Zabbix LLC

「Zabbix LLC」はラトビアのリガに本社を置く企業です。

URL:https://www.zabbix.com/jp/

Zabbix の本家と言ってもいいかもしれません。

代表:Alexei Vladishev

 

「Zabbix Japan LLC」は東京に本社があります。

「Zabbix Japan LLC」は「Zabbix LLC」の子会社ではありませんが、日本国内の Zabbix パートナーを支援する目的で設立された会社です。

代表:寺島 広大

 

現在 Zabbix を利用してサーバーを監視しているので寺島さんの本をよく読みます。

日本語で Zabbix の基本的な運用監視について記述された本はあまりないため寺島さんの本は非常に役に立ちます。

 

改訂版 Zabbix統合監視実践入門 ~障害通知、傾向分析、可視化による省力運用 (Software Design plus)

 

 

こちらはシリーズものではないのですが「TIS株式会社」の「池田大輔」さんが執筆した「Zabbix 統合監視 徹底活用」です。

Zabbix統合監視徹底活用 ~複雑化・大規模化するインフラの一元管理 (Software Design plus)

内容的には寺島さんの「Zabbix統合監視実践入門」の続編ではなく、仮想マシンやクラウド混在環境を中心としたZabbixの解説です。

基本的な設定を網羅しているわけではなく、現場のインフラ系SEが業務で使えたら便利なテクニックなどを解説しています。

 

 

ミラクル・リナックス株式会社

「MIRACLE ZBX」の商品名でアプライアンスを販売しています。

また、ミラクル・リナックス社の技術力の高さから独自に Zabbix のソースコードを解析して修正パッチをリリースしたりサポートをしています。

URL:https://www.miraclelinux.com/product-service/zabbix/overview/top

代表者:伊東 達雄

 

日本 Zabbix ユーザー会

営利目的の会社ではなく、誰もが参加できる Zabbix のフォーラムを運用しています。

質問をすると多数の Zabbix 有識者が返答をします。

URL:http://www.zabbix.jp/

 

 

Zabbixインストール手順

まずは作業の全体像をまとめます。

 

作業手順概要

  1. Zabbix レポジトリのダウンロード&インストール
  2. Zabbix のインストール
  3. Zabbix インストール後(MySQL インストール&設定)
  4. Zabbix インストール後(Apache インストール&設定)
  5. Zabbix の設定
  6. Zabbix の動作確認

 

 

 

環境は CentOS 7.4

今回 Zabbix をインストールする環境は CentOS 7.4 です。

[root@cent07 ~]# cat /etc/redhat-release
CentOS Linux release 7.4.1708 (Core)

 

 

Zabbix インストール前の事前準備(MySQL インストール&設定)

Zabbix は 情報をデータベースで管理するため、あらかじめ「MySQL Server」をインストールしておきます。

※Maria DB でも構いません。

 

ちなみに CentOS 7 からデフォルトで「MariaDB」が yum でインストールできるようになっています。

Zabbix 用に「MySQL」をインストールする場合は、すでに「MariaDB」がインストールされている場合は「yum remove」コマンドで削除してから「MySQL」のリポジトリをインストールした後に「yum」コマンドで「MySQL」をインストールします。

※すでに他のシステムで MariaDB を使用している場合は MariaDB を削除すると動かなくなるので注意です。

 

初めに「MariaDB」関連のパッケージが入っているか確認して、あった場合は削除をします。

[root@cent07 ~]# rpm -qa | grep maria
mariadb-libs-5.5.52-1.el7.x86_64 ← MariaDB のライブラリがインストールされていました。現在は使用していないため削除します。

[root@cent07 ~]# yum remove mariadb-libs-5.5.52-1

 

 

MySQL Server のダウンロード

以下の URL にアクセスして MySQL Server の公式サイトよりリポジトリをダウンロードします。

 

https://dev.mysql.com/

【Zabbix 3.4】CentOS 7 への Zabbix インストール手順

 

 

「DOWNLOADS」リンクをクリックします。

【Zabbix 3.4】CentOS 7 への Zabbix インストール手順

 

 

DOWNLOADS ページに移行すると以下のように多数の種類の MySQL Server があります。

 

  • Oracle MySQL Cloud Service (commercial)
  • MySQL Enterprise Edition (commercial)
  • MySQL Cluster CGE (commercial)
  • MySQL Community Edition (GPL)

 

※「commercial」は「有償」という意味です。

 

今回はGPL(無償)の「MySQL Community Edition (GPL)」をインストールします。

 

ページに下の方に「MySQL Community Edition(GPL)」のダウンロードリンクがあるのでクリックをします。

【Zabbix 3.4】CentOS 7 への Zabbix インストール手順

 

 

 

「MySQL Community Downloads」ページに移動したら「DOWNLOAD」リンクをクリックします。

【Zabbix 3.4】CentOS 7 への Zabbix インストール手順

 

 

 

 

下図のように OS とアーキテクチャを選択します。

今回は CentOS7 で 64bit なので「Red Hat Enterprise Linux / Oracle Linux」「Red Hat Enterprise Linux 7 / Oracle Linux 7 (x86, 64-bit)」を選択します。

パッケージは一番確実な「Red Hat Enterprise Linux 7 / Oracle Linux 7 (x86, 64-bit), RPM Bundleをダウンロードします。

【Zabbix 3.4】CentOS 7 への Zabbix インストール手順

 

 

 

「Download」ボタンをクリックすると下図のようにログインを促すページに移動しますが、Oracle アカウントを持っている場合はログインしてダウンロードをしてもいいですし、Oracle アカウントを持ってなくて、特に作る必要もない場合は「No thanks, just start my download.」リンクをクリックすることでパッケージをダウンロードすることができます。

【Zabbix 3.4】CentOS 7 への Zabbix インストール手順

 

 

自身のPCにダウンロードしたら Teraterm の「SSH SCP」よりパッケージをサーバーにアップロードします。

 

 

パッケージをサーバーにアップロードしたらバンドルを展開します。

[root@cent07 test]# tar xvf mysql-5.7.19-1.el7.x86_64.rpm-bundle.tar
mysql-community-embedded-devel-5.7.19-1.el7.x86_64.rpm
mysql-community-client-5.7.19-1.el7.x86_64.rpm
mysql-community-server-5.7.19-1.el7.x86_64.rpm
mysql-community-test-5.7.19-1.el7.x86_64.rpm
mysql-community-embedded-compat-5.7.19-1.el7.x86_64.rpm
mysql-community-minimal-debuginfo-5.7.19-1.el7.x86_64.rpm
mysql-community-server-minimal-5.7.19-1.el7.x86_64.rpm
mysql-community-libs-compat-5.7.19-1.el7.x86_64.rpm
mysql-community-common-5.7.19-1.el7.x86_64.rpm
mysql-community-embedded-5.7.19-1.el7.x86_64.rpm
mysql-community-devel-5.7.19-1.el7.x86_64.rpm
mysql-community-libs-5.7.19-1.el7.x86_64.rpm
[root@cent07 test]#

 

 

 

MySQL Server のインストール

MySQL Server をインストールします。

パッケージは

  • mysql-community-server-5.7.19-1.el7.x86_64.rpm
  • mysql-community-common-5.7.19-1.el7.x86_64.rpm
  • mysql-community-client-5.7.19-1.el7.x86_64.rpm
  • mysql-community-libs-5.7.19-1.el7.x86_64.rpm
  • mysql-community-libs-compat-5.7.19-1.el7.x86_64.rpm

を一緒にインストールしました。

[root@cent07 test]# yum install mysql-community-server-5.7.19-1.el7.x86_64.rpm mysql-community-common-5.7.19-1.el7.x86_64.rpm mysql-community-client-5.7.19-1.el7.x86_64.rpm mysql-community-libs-5.7.19-1.el7.x86_64.rpm mysql-community-libs-compat-5.7.19-1.el7.x86_64.rpm

 

 

 

 

Zabbix レポジトリのダウンロード

Zabbix をダウンロードします。

現時点(2017年9月)で一番最新の Zabbix 3.4.1 を公式サイトよりダウンロードします。

以下URLにアクセスします。

https://www.zabbix.com/jp/download

「Zabbix ダウンロード」ページに移動したら、お使いの環境の「ディストリビューション」「バージョン」「アーキテクチャ」の「ダウンロード」リンクをクリックします。

今回私の環境は、「CentOS」でバージョンは「7」、アーキテクチャは「64bit」なので、下図の赤枠のダウンロードリンクをクリックしてダウンロードをしています。

 

 

Zabbix レポジトリの「Zabbix-release-3.4-2.el7.noarch.rpm」をダウンロードします。

【Zabbix 3.4】Zabbix インストール手順

 

 

「Zabbix-release-3.4-2.el7.noarch.rpm」をダウンロードしたら、Teraterm の「SSH SCP」よりパッケージをサーバーにアップロードします。

[root@cent07 test]# ls
zabbix-release-3.4-2.el7.noarch.rpm

 

 

Zabbxiのインストール

初めに yum コマンドで Zabbix レポジトリの「Zabbix-release-3.4-2.el7.noarch.rpm」をインストールします。

[root@cent07 test]# yum install zabbix-release-3.4-2.el7.noarch.rpm

 

 

Zabbix レポジトリがインストールされていることを確認します。

[root@cent07 test]# cat /etc/yum.repos.d/zabbix.repo
[zabbix]
name=Zabbix Official Repository – $basearch
baseurl=http://repo.zabbix.com/zabbix/3.4/rhel/7/$basearch/
enabled=1
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-ZABBIX-A14FE591

[zabbix-non-supported]
name=Zabbix Official Repository non-supported – $basearch
baseurl=http://repo.zabbix.com/non-supported/rhel/7/$basearch/
enabled=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-ZABBIX
gpgcheck=1
[test@cent07 yum.repos.d]$

 

 

「Zabbix Server」と「Zabbix Agent」をインストールします。

※「Zabbix Agent」は自分自身を監視したいためにインストールします。

一旦 root になり、「zabbix-server」と「zabbix-agent」をインストールします。

[root@cent07 test]# yum install zabbix-server zabbix-agent zabbix-server-mysql zabbix-web-mysql zabbix-web-japanese

 

 

Zabbixのインストール確認をします。

[root@cent07 test]# rpm -qa | grep zabbix
zabbix-web-mysql-3.4.1-1.el7.noarch
zabbix-agent-3.4.1-1.el7.x86_64
zabbix-web-3.4.1-1.el7.noarch
zabbix-server-mysql-3.4.1-1.el7.x86_64
zabbix-release-3.4-2.el7.noarch
zabbix-web-japanese-3.4.1-1.el7.noarch

 

 

 

MySQL Server の設定

Zabbix のインストールが完了したら、MySQL の設定をします。

 

MySQL Server の自動起動設定&起動

MySQL Server の自動起動の設定がされていることを確認し、手動で MySQL Server を起動します。

[root@cent07 test]# systemctl list-unit-files | grep mysqld
mysqld.service enabled
mysqld@.service disabled
[root@cent07 test]# systemctl status mysqld.service
● mysqld.service – MySQL Server
Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/mysqld.service; enabled; vendor preset: disabled)
Active: inactive (dead)
Docs: man:mysqld(8)
http://dev.mysql.com/doc/refman/en/using-systemd.html
[root@cent07 test]# systemctl start mysqld.service
[root@cent07 test]# systemctl status mysqld.service
mysqld.service – MySQL Server
Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/mysqld.service; enabled; vendor preset: disabled)
Active: active (running) since 土 2017-09-16 00:29:00 JST; 2s ago
Docs: man:mysqld(8)
http://dev.mysql.com/doc/refman/en/using-systemd.html
Process: 2603 ExecStart=/usr/sbin/mysqld –daemonize –pid-file=/var/run/mysqld/mysqld.pid $MYSQLD_OPT S (code=exited, status=0/SUCCESS)
Process: 2530 ExecStartPre=/usr/bin/mysqld_pre_systemd (code=exited, status=0/SUCCESS)
Main PID: 2606 (mysqld)
CGroup: /system.slice/mysqld.service
mq2606 /usr/sbin/mysqld –daemonize –pid-file=/var/run/mysqld/mysqld.pid

9月 16 00:28:53 cent07 systemd[1]: Starting MySQL Server…
9月 16 00:29:00 cent07 systemd[1]: Started MySQL Server.

 

 

Zabbix 用のデータベースを MySQL Server に作成する

Zabbix 用のデータベースを作成します。

[root@cent07 ~]# grep “temporary password” /var/log/mysqld.log
2017-09-15T15:28:57.427643Z 1 [Note] A temporary password is generated for root@localhost: %/&Ghq!a&6(j ← ここに表示されるパスワードが初期パスワードです。後程変更します。
[root@cent07 ~]# mysql_secure_installation

 

Securing the MySQL server deployment.

Enter password for user root: ← ここに初期パスワードを入力します。

The existing password for the user account root has expired. Please set a new password.

New password: ← ここに新しいパスワードを入力します。

Re-enter new password: ← ここに新しいパスワードを入力します。

 

The ‘validate_password’ plugin is installed on the server.
The subsequent steps will run with the existing configuration
of the plugin.
Using existing password for root.

Estimated strength of the password: 100 ← パスワード要件を満たしていて、且つパスワード強度が高いと100と出るので、このまま続けます。
Do you wish to continue with the password provided?(Press y|Y for Yes, any other key for No) : y
By default, a MySQL installation has an anonymous user,
allowing anyone to log into MySQL without having to have
a user account created for them. This is intended only for
testing, and to make the installation go a bit smoother.
You should remove them before moving into a production
environment.

 

Remove anonymous users? (Press y|Y for Yes, any other key for No) : y
Success.

Normally, root should only be allowed to connect from
‘localhost’. This ensures that someone cannot guess at
the root password from the network.

Disallow root login remotely? (Press y|Y for Yes, any other key for No) : y
Success.

 

By default, MySQL comes with a database named ‘test’ that
anyone can access. This is also intended only for testing,
and should be removed before moving into a production
environment.

Remove test database and access to it? (Press y|Y for Yes, any other key for No) : y
– Dropping test database…
Success.

– Removing privileges on test database…
Success.

 

Reloading the privilege tables will ensure that all changes
made so far will take effect immediately.

Reload privilege tables now? (Press y|Y for Yes, any other key for No) : y
Success.

All done!
[root@cent07 ~]#

 

Zabbix 用のデータベースを作成して権限を割り当てます。

[root@cent07 test]# mysql -uroot -p
Enter password:

 

Welcome to the MySQL monitor. Commands end with ; or \g.
Your MySQL connection id is 9
Server version: 5.7.19 MySQL Community Server (GPL)

Copyright (c) 2000, 2017, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.

Oracle is a registered trademark of Oracle Corporation and/or its
affiliates. Other names may be trademarks of their respective
owners.

Type ‘help;’ or ‘\h’ for help. Type ‘\c’ to clear the current input statement.

 

mysql> create database zabbix character set utf8;
Query OK, 1 row affected (0.00 sec)

 

mysql> grant all privileges on zabbix.* to zabbix@localhost identified by ‘xxxxxxxxxxxx’;
Query OK, 0 rows affected, 1 warning (0.00 sec)

 

mysql> exit
Bye
[root@cent07 test]#

 

 

 

Zabbix 用のテーブル作成の SQL 文を実行します。

[root@cent07 ~]# zcat /usr/share/doc/zabbix-server-mysql-3.4.1/create.sql.gz | mysql -uroot -p zabbix
Enter password:
[root@cent07 ~]#

 

 

ちなみに SQL 文は以下のようになっています。

[root@cent07 ~]# less /usr/share/doc/zabbix-server-mysql-3.4.1/create.sql.gz

CREATE TABLE `users` (
`userid` bigint unsigned NOT NULL,
`alias` varchar(100) DEFAULT ” NOT NULL,
`name` varchar(100) DEFAULT ” NOT NULL,
`surname` varchar(100) DEFAULT ” NOT NULL,
`passwd` char(32) DEFAULT ” NOT NULL,
`url` varchar(255) DEFAULT ” NOT NULL,
`autologin` integer DEFAULT ‘0’ NOT NULL,
`autologout` varchar(32) DEFAULT ’15m’ NOT NULL,
`lang` varchar(5) DEFAULT ‘en_GB’ NOT NULL,
`refresh` varchar(32) DEFAULT ’30s’ NOT NULL,
`type` integer DEFAULT ‘1’ NOT NULL,
`theme` varchar(128) DEFAULT ‘default’ NOT NULL,
`attempt_failed` integer DEFAULT 0 NOT NULL,
`attempt_ip` varchar(39) DEFAULT ” NOT NULL,
`attempt_clock` integer DEFAULT 0 NOT NULL,
`rows_per_page` integer DEFAULT 50 NOT NULL,
PRIMARY KEY (userid)
) ENGINE=InnoDB;
CREATE UNIQUE INDEX `users_1` ON `users` (`alias`);

 

~ 省略 ~

 

 

テーブルが作成されているか確認します。

[root@cent07 ~]# mysql -uroot -p zabbix
Enter password:
Reading table information for completion of table and column names
You can turn off this feature to get a quicker startup with -A

 

Welcome to the MySQL monitor. Commands end with ; or \g.
Your MySQL connection id is 12
Server version: 5.7.19 MySQL Community Server (GPL)

 

Copyright (c) 2000, 2017, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.

 

Oracle is a registered trademark of Oracle Corporation and/or its
affiliates. Other names may be trademarks of their respective
owners.

 

Type ‘help;’ or ‘\h’ for help. Type ‘\c’ to clear the current input statement.

 

mysql> show databases;
+——————–+
| Database           |
+——————–+
| information_schema |
| mysql              |
| performance_schema |
| sys                |
| zabbix             |
+——————–+

5 rows in set (0.00 sec)

 

mysql> describe users;
+—————-+———————+——+—–+———+——-+
| Field          | Type                | Null | Key | Default | Extra |
+—————-+———————+——+—–+———+——-+
| userid         | bigint(20) unsigned | NO   | PRI | NULL    |       |
| alias          | varchar(100)        | NO   | UNI |         |       |
| name           | varchar(100)        | NO   |     |         |       |
| surname        | varchar(100)        | NO   |     |         |       |
| passwd         | char(32)            | NO   |     |         |       |
| url            | varchar(255)        | NO   |     |         |       |
| autologin      | int(11)             | NO   |     | 0       |       |
| autologout     | varchar(32)         | NO   |     | 15m     |       |
| lang           | varchar(5)          | NO   |     | en_GB   |       |
| refresh        | varchar(32)         | NO   |     | 30s     |       |
| type           | int(11)             | NO   |     | 1       |       |
| theme          | varchar(128)        | NO   |     | default |       |
| attempt_failed | int(11)             | NO   |     | 0       |       |
| attempt_ip     | varchar(39)         | NO   |     |         |       |
| attempt_clock  | int(11)             | NO   |     | 0       |       |
| rows_per_page  | int(11)             | NO   |     | 50      |       |
+—————-+———————+——+—–+———+——-+
16 rows in set (0.00 sec)

mysql>
mysql> exit

Bye
[root@cent07 zabbix-server-mysql-3.4.1]#

 

問題なさそうです。

 

 

Zabbix インストール前の事前準備(Apache インストール&設定)

Apache がインストールされていない場合はインストールします。

 

現在の環境の確認をします。

[root@cent07 ~]#  rpm -qa | grep httpd
httpd-2.4.6-67.el7.centos.2.x86_64 ← Apache は既にインストール済みでした。
httpd-manual-2.4.6-67.el7.centos.2.noarch
httpd-tools-2.4.6-67.el7.centos.2.x86_64
[root@cent07 ~]# systemctl status httpd
● httpd.service – The Apache HTTP Server
   Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/httpd.service; enabled; vendor preset: disabled)
   Active: active (running) since 土 2017-09-16 06:58:07 JST; 49min ago
     Docs: man:httpd(8)
           man:apachectl(8)
 Main PID: 998 (httpd)
   Status: “Total requests: 0; Current requests/sec: 0; Current traffic:   0 B/sec”
   CGroup: /system.slice/httpd.service
           tq 998 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND
           tq1049 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND
           tq1074 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND
           tq1075 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND
           tq1076 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND
           tq1077 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND
           mq1078 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND

 9月 16 06:58:02 cent07 systemd[1]: Starting The Apache HTTP Server…
 9月 16 06:58:05 cent07 httpd[998]: AH00558: httpd: Could not reliably determine the server’s fu…sage
 9月 16 06:58:07 cent07 systemd[1]: Started The Apache HTTP Server.
Hint: Some lines were ellipsized, use -l to show in full.
[root@cent07 ~]#

 

 

 

 

Zabbixの設定

ここから Zabbix を設定します。

 

Zabbix Server の自動起動の設定&起動

OS を再起動しても自動的に MySQL Server が起動するように自動起動設定をします。 

[root@cent07 ~]# systemctl list-unit-files | grep zabbix
zabbix-agent.service disabled
zabbix-server.service disabled

 

[root@cent07 ~]# systemctl enable zabbix-server.service
Created symlink from /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/zabbix-server.service to /usr/lib/syste md/system/zabbix-server.service.

 

 

MySQL Server を起動します。

[root@cent07 ~]# systemctl start zabbix-server.service
Job for zabbix-server.service failed because a configured resource limit was exceeded. See “systemctl st

atus zabbix-server.service” and “journalctl -xe” for details.

 

[root@cent07 ~]# systemctl status zabbix-server.service
● zabbix-server.service – Zabbix Server
   Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/zabbix-server.service; enabled; vendor preset: disabled)
   Active: activating (auto-restart) (Result: resources) since 土 2017-09-16 07:51:46 JST; 9s ago
  Process: 1420 ExecStart=/usr/sbin/zabbix_server -c $CONFFILE (code=exited, status=0/SUCCESS)

 9月 16 07:51:46 cent07 systemd[1]: zabbix-server.service never wrote its PID file. Failing.
 9月 16 07:51:46 cent07 systemd[1]: Failed to start Zabbix Server.
 9月 16 07:51:46 cent07 systemd[1]: Unit zabbix-server.service entered failed state.
 9月 16 07:51:46 cent07 systemd[1]: zabbix-server.service failed.

 

 

更に詳しいログを確認します。

[root@cent07 ~]# journalctl -xe

— Defined-By: systemd
— Support: http://lists.freedesktop.org/mailman/listinfo/systemd-devel

— Unit zabbix-agent.service has finished shutting down.
 9月 16 07:54:19 cent07 polkitd[628]: Unregistered Authentication Agent for unix-process:1468:339608 (system bus name :1.43, object path /org/freedesktop/PolicyKit1/AuthenticationAgent, locale ja_JP.UTF-8) (disconnected from bus)
 9月 16 07:54:20 cent07 systemd[1]: zabbix-server.service holdoff time over, scheduling restart.
 9月 16 07:54:20 cent07 systemd[1]: Starting Zabbix Server…
— Subject: Unit zabbix-server.service has begun start-up
— Defined-By: systemd
— Support: http://lists.freedesktop.org/mailman/listinfo/systemd-devel

— Unit zabbix-server.service has begun starting up.
 9月 16 07:54:20 cent07 systemd[1]: PID file /run/zabbix/zabbix_server.pid not readable (yet?) after start.
 9月 16 07:54:20 cent07 systemd[1]: zabbix-server.service never wrote its PID file. Failing.
 9月 16 07:54:20 cent07 systemd[1]: Failed to start Zabbix Server.
— Subject: Unit zabbix-server.service has failed
— Defined-By: systemd
— Support: http://lists.freedesktop.org/mailman/listinfo/systemd-devel

— Unit zabbix-server.service has failed.

— The result is failed.
 9月 16 07:54:20 cent07 systemd[1]: Unit zabbix-server.service entered failed state.
 9月 16 07:54:20 cent07 systemd[1]: zabbix-server.service failed.
 9月 16 07:54:28 cent07 polkitd[628]: Registered Authentication Agent for unix-process:1480:340536 (system bus name :1.44 [/usr/bin/pkttyagent –notify-fd 5 –fallback], object path /org/freedesktop/PolicyKit1/AuthenticationAgent, locale ja_JP.UTF-8)
 9月 16 07:54:30 cent07 systemd[1]: zabbix-server.service holdoff time over, scheduling restart.
 9月 16 07:54:30 cent07 systemd[1]: Starting Zabbix Server…
— Subject: Unit zabbix-server.service has begun start-up
— Defined-By: systemd
— Support: http://lists.freedesktop.org/mailman/listinfo/systemd-devel

— Unit zabbix-server.service has begun starting up.
 9月 16 07:54:30 cent07 systemd[1]: PID file /run/zabbix/zabbix_server.pid not readable (yet?) after start.
 9月 16 07:54:30 cent07 systemd[1]: zabbix-server.service never wrote its PID file. Failing.
 9月 16 07:54:30 cent07 systemd[1]: Failed to start Zabbix Server.
— Subject: Unit zabbix-server.service has failed
— Defined-By: systemd
— Support: http://lists.freedesktop.org/mailman/listinfo/systemd-devel

— Unit zabbix-server.service has failed.

— The result is failed.
 9月 16 07:54:30 cent07 systemd[1]: Unit zabbix-server.service entered failed state.
 9月 16 07:54:30 cent07 systemd[1]: zabbix-server.service failed.
 9月 16 07:54:30 cent07 polkitd[628]: Unregistered Authentication Agent for unix-process:1480:340536 (system bus name :1.44, object path /org/freedesktop/PolicyKit1/AuthenticationAgent, locale ja_JP.UTF-8) (disconnected from bus)

 

 

SELINUX の確認

SELINUX の設定を確認したところ「Enforcing」になっていました。

そのため「Disabled」に変更します。

[root@cent07 ~]# vi /etc/selinux/config

# This file controls the state of SELinux on the system.
# SELINUX= can take one of these three values:
#     enforcing – SELinux security policy is enforced.
#     permissive – SELinux prints warnings instead of enforcing.
#     disabled – No SELinux policy is loaded.
#SELINUX=enforcing ← コメントアウトします。
SELINUX=disabled ← 新規で追加します。
# SELINUXTYPE= can take one of three two values:
#     targeted – Targeted processes are protected,
#     minimum – Modification of targeted policy. Only selected processes are protected.
#     mls – Multi Level Security protection.
SELINUXTYPE=targeted

 

 

設定を変更後、OS をリブートします。

[root@cent07 ~]# reboot

 

 

OS リブート後に Zabbix Server が起動しているか確認します。

Last login: Sat Sep 16 06:58:37 2017 from 192.168.1.3
[test@cent07 ~]$
[test@cent07 ~]$ systemctl status zabbix-server
● zabbix-server.service – Zabbix Server
   Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/zabbix-server.service; enabled; vendor preset: disabled)
   Active: active (running) since 土 2017-09-16 08:17:45 JST; 19min ago
  Process: 979 ExecStart=/usr/sbin/zabbix_server -c $CONFFILE (code=exited, status=0/SUCCESS)
 Main PID: 1017 (zabbix_server)
   CGroup: /system.slice/zabbix-server.service
           mq1017 /usr/sbin/zabbix_server -c /etc/zabbix/zabbix_server.conf
[test@cent07 ~]$

 

今度は起動していました。

SELINUX が原因でした。

 

Zabbix Server の初期設定

ブラウザを起動して URL を入力します。

【例】

IP アドレスが 192.168.1.12 の場合は、ブラウザの URL 欄に

http://192.168.1.12/zabbix

と入力します。

 

下図のようなインストール画面が表示されるので「Next step」ボタンをクリックします。

【Zabbix 3.4】CentOS 7 への Zabbix インストール手順

 

 

 

設定が足りないようです。

「Time zone for PHP is not set (configuration parameter “date.timezone”).」のメッセージです。

「PHP option “date.timezone”     unknown     Fail」のメッセージも表示されています。

【Zabbix 3.4】CentOS 7 への Zabbix インストール手順

 

 

一旦、PHPの設定をします。

/etc/php.ini ファイルを開き「date.timezone」の設定をします。

[root@cent07 ~]# vi /etc/php.ini

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
; Module Settings ;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

[CLI Server]
; Whether the CLI web server uses ANSI color coding in its terminal output.
cli_server.color = On

[Date]
; Defines the default timezone used by the date functions
; http://php.net/date.timezone
;date.timezone =

date.timezone = Asia/Tokyo ← 「date.timezone = Asia/Tokyo」を追加します。

; http://php.net/date.default-latitude
;date.default_latitude = 31.7667

; http://php.net/date.default-longitude
;date.default_longitude = 35.2333

 

 

設定したら Apache を再起動します。

[root@cent07 ~]# systemctl restart httpd.service
[root@cent07 ~]# systemctl status httpd.service
● httpd.service – The Apache HTTP Server
   Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/httpd.service; enabled; vendor preset: disabled)
   Active: active (running) since 土 2017-09-16 09:20:10 JST; 4s ago
     Docs: man:httpd(8)
           man:apachectl(8)
  Process: 1306 ExecStop=/bin/kill -WINCH ${MAINPID} (code=exited, status=0/SUCCESS)
 Main PID: 1310 (httpd)
   Status: “Processing requests…”
   CGroup: /system.slice/httpd.service
           tq1310 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND
           tq1312 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND
           tq1313 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND
           tq1314 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND
           tq1315 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND
           tq1316 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND
           mq1317 /usr/sbin/httpd -DFOREGROUND

 9月 16 09:20:09 cent07 systemd[1]: Starting The Apache HTTP Server…
 9月 16 09:20:10 cent07 httpd[1310]: AH00558: httpd: Could not reliably determine the server’s f…sage
 9月 16 09:20:10 cent07 systemd[1]: Started The Apache HTTP Server.
Hint: Some lines were ellipsized, use -l to show in full.
[root@cent07 ~]#

 

 

設定を反映させたら、一旦「Back」ボタンで戻ります。

【Zabbix 3.4】CentOS 7 への Zabbix インストール手順

 

 

 

再度、「Next step」ボタンをクリックします。

 

 

今度は問題なさそうです。

「Next step」ボタンをクリックします。

【Zabbix 3.4】CentOS 7 への Zabbix インストール手順

 

 

データベースへの接続設定を入力します。

パスワードは MySQL の初期設定時に設定した root のパスワードを入力します。

設定後に「Next step」ボタンをクリックします。

【Zabbix 3.4】CentOS 7 への Zabbix インストール手順

 

 

Zabbix サーバーの「ホスト名」を入力して「Next step」ボタンをクリックします。

【Zabbix 3.4】CentOS 7 への Zabbix インストール手順

 

 

 

設定を確認して「Next step」ボタンをクリックします。

【Zabbix 3.4】CentOS 7 への Zabbix インストール手順

 

 

問題なくインストールが完了したら下図のように「Congratulations! You have successfully installed Zabbix frontend」と表示されるので「Finish」ボタンをクリックします。

【Zabbix 3.4】CentOS 7 への Zabbix インストール手順

 

 

 

 

 

Zabbix の動作確認

Zabbix の初期設定が完了したので、ログインをします。

【例】

IPアドレスが「192.168.1.12」の場合はブラウザの URL 欄に「http://192.168.1.12/zabbix」と入力します。

下図のようなログイン画面が表示されたら

  • アカウント:admin
  • パスワード:zabbix

でログインします。

【Zabbix 3.4】CentOS 7 への Zabbix インストール手順

 

 

Zabbix ログイン後に「Zabbixサーバーが動作していません(画面のリフレッシュを行ってステータスを再確認してください)」のメッセージが出続ける場合

Zabbix にログインできたのですが(ログインできたということは Zabbix サーバーは正常に動作している?)、下図のように「Zabbixサーバーが動作していません(画面のリフレッシュを行ってステータスを再確認してください)」のメッセージが出続けます。

 

「Zabbixサーバーが動作していません(画面のリフレッシュを行ってステータスを再確認してください)」のメッセージが出続け

 

 

調査をすると様々な原因が考えられるようです。

まとめると

  •  TCP 10051番ポートに接続できない(iptables、firewalld でブロックされている)
  • SELINUX が「有効」になっている
  • /etc/zabbix/web/zabbix.conf.php の設定が間違っている

あたりでしょうか。

1つ1つチェックをします。

 

 

/etc/zabbix/web/zabbix.conf.php とは何のファイル?

「/etc/zabbix/web/zabbix.conf.php」ファイルの内容を確認します。

内容的には MySQL サーバーへの接続設定と、Zabbix サーバーのホスト名やポート番号を設定するコンフィグファイルです。

[root@cent07 ~]# cat /etc/zabbix/web/zabbix.conf.php
// Zabbix GUI configuration file.
global $DB;

$DB[‘TYPE’]     = ‘MYSQL’;
$DB[‘SERVER’]   = ‘localhost’;
$DB[‘PORT’]     = ‘0’;
$DB[‘DATABASE’] = ‘zabbix’;
$DB[‘USER’]     = ‘zabbix’;
$DB[‘PASSWORD’] = ‘xxxxxxxxxxx‘;

// Schema name. Used for IBM DB2 and PostgreSQL.
$DB[‘SCHEMA’] = ”;

$ZBX_SERVER      = ‘localhost’;
$ZBX_SERVER_PORT = ‘10051’;
$ZBX_SERVER_NAME = ‘cent07’;

$IMAGE_FORMAT_DEFAULT = IMAGE_FORMAT_PNG;
[root@cent07 ~]#

 

 

「Zabbixサーバーが動作していません(画面のリフレッシュを行ってステータスを再確認してください)」のメッセージが出力する原因の調査をすると、「/etc/zabbix/web/zabbix.conf.php」ファイルの設定が間違っている、もしくはうまく行っていない場合に表示されるようです。

 

今回の私の環境では

  • DNSサーバーを利用していない
  • /etc/hosts ファイルに何も設定を入れていない

という条件より

  • $ZBX_SERVER      = ‘localhost’;
  • $ZBX_SERVER_PORT = ‘10051’;
  • $ZBX_SERVER_NAME = ‘cent07’;

の設定に問題がありそうです。

 

切り分け調査

切り分け調査として1つ1つ確認します。

 

10050番ポートで LISTEN しているか確認します。

下記のように LISTEN しているため問題なさそうです。

[root@cent07 ~]# netstat -ant
Active Internet connections (servers and established)
Proto Recv-Q Send-Q Local Address           Foreign Address         State
tcp        0      0 0.0.0.0:111             0.0.0.0:*               LISTEN
tcp        0      0 0.0.0.0:80              0.0.0.0:*               LISTEN
tcp        0      0 0.0.0.0:22              0.0.0.0:*               LISTEN
tcp        0      0 0.0.0.0:443             0.0.0.0:*               LISTEN
tcp        0      0 0.0.0.0:10050           0.0.0.0:*               LISTEN ← 10050 番ポートで LISTEN しています。
tcp        0      0 192.168.1.12:80         192.168.1.3:5510        TIME_WAIT
tcp        0      0 192.168.1.12:80         192.168.1.3:5296        TIME_WAIT
tcp        0      0 192.168.1.12:80         192.168.1.3:5503        TIME_WAIT
tcp        0      0 192.168.1.12:80         192.168.1.3:5511        TIME_WAIT
tcp        0     96 192.168.1.12:22         192.168.1.3:11692       ESTABLISHED
tcp        0      0 192.168.1.12:80         192.168.1.3:5292        TIME_WAIT
tcp        0      0 192.168.1.12:80         192.168.1.3:5515        TIME_WAIT
tcp        0      0 192.168.1.12:80         192.168.1.3:5529        ESTABLISHED
tcp        0      0 192.168.1.12:80         192.168.1.3:5514        TIME_WAIT
tcp        0      0 192.168.1.12:80         192.168.1.3:5513        TIME_WAIT
tcp6       0      0 :::22                   :::*                    LISTEN
tcp6       0      0 :::10050                :::*                    LISTEN
tcp6       0      0 :::3306                 :::*                    LISTEN
[root@cent07 ~]#

 

 

SELINUX の設定を確認します。

SELINUX も問題なさそうです。

[root@cent07 ~]# getenforce
Disabled
[root@cent07 ~]#

 

 

ファイアウォールの設定を確認します。

ファイアウォールは起動していません。

[root@cent07 ~]# systemctl status firewalld.service
● firewalld.service – firewalld – dynamic firewall daemon
   Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/firewalld.service; enabled; vendor preset: enabled)
   Active: inactive (dead) since 土 2017-09-16 09:04:54 JST; 2h 55min ago
     Docs: man:firewalld(1)
  Process: 671 ExecStart=/usr/sbin/firewalld –nofork –nopid $FIREWALLD_ARGS (code=exited, status=0/SUCCESS)
 Main PID: 671 (code=exited, status=0/SUCCESS)

 9月 16 08:17:38 cent07 systemd[1]: Starting firewalld – dynamic firewall daemon…
 9月 16 08:17:40 cent07 systemd[1]: Started firewalld – dynamic firewall daemon.
 9月 16 08:17:41 cent07 firewalld[671]: WARNING: ICMP type ‘beyond-scope’ is not supported by th…pv6.
 9月 16 08:17:41 cent07 firewalld[671]: WARNING: beyond-scope: INVALID_ICMPTYPE: No supported IC…ime.
 9月 16 08:17:41 cent07 firewalld[671]: WARNING: ICMP type ‘failed-policy’ is not supported by t…pv6.
 9月 16 08:17:41 cent07 firewalld[671]: WARNING: failed-policy: INVALID_ICMPTYPE: No supported I…ime.
 9月 16 08:17:41 cent07 firewalld[671]: WARNING: ICMP type ‘reject-route’ is not supported by th…pv6.
 9月 16 08:17:41 cent07 firewalld[671]: WARNING: reject-route: INVALID_ICMPTYPE: No supported IC…ime.
 9月 16 09:04:53 cent07 systemd[1]: Stopping firewalld – dynamic firewall daemon…
 9月 16 09:04:54 cent07 systemd[1]: Stopped firewalld – dynamic firewall daemon.
Hint: Some lines were ellipsized, use -l to show in full.
[root@cent07 ~]#

 

 

/var/log/zabbix/zabbix_server.log を確認します。

そしたらエラーの原因がそのまま表示されていました。

「connection to database ‘zabbix’ failed: [1045] Access denied for user ‘zabbix’@’localhost’ (using password: NO)」です。

[root@cent07 ~]# tail /var/log/zabbix/zabbix_server.log
  1454:20170916:120436.723 [Z3001] connection to database ‘zabbix’ failed: [1045] Access denied for user ‘zabbix’@’localhost’ (using password: NO)
  1454:20170916:120436.723 database is down: reconnecting in 10 seconds
  1454:20170916:120446.723 [Z3001] connection to database ‘zabbix’ failed: [1045] Access denied for user ‘zabbix’@’localhost’ (using password: NO)
  1454:20170916:120446.724 database is down: reconnecting in 10 seconds
  1454:20170916:120456.724 [Z3001] connection to database ‘zabbix’ failed: [1045] Access denied for user ‘zabbix’@’localhost’ (using password: NO)
  1454:20170916:120456.724 database is down: reconnecting in 10 seconds
  1454:20170916:120506.725 [Z3001] connection to database ‘zabbix’ failed: [1045] Access denied for user ‘zabbix’@’localhost’ (using password: NO)
  1454:20170916:120506.725 database is down: reconnecting in 10 seconds
  1454:20170916:120516.726 [Z3001] connection to database ‘zabbix’ failed: [1045] Access denied for user ‘zabbix’@’localhost’ (using password: NO)
  1454:20170916:120516.726 database is down: reconnecting in 10 seconds
  1454:20170916:120526.726 [Z3001] connection to database ‘zabbix’ failed: [1045] Access denied for user ‘zabbix’@’localhost’ (using password: NO)
  1454:20170916:120526.727 database is down: reconnecting in 10 seconds
  1454:20170916:120536.727 [Z3001] connection to database ‘zabbix’ failed: [1045] Access denied for user ‘zabbix’@’localhost’ (using password: NO)
  1454:20170916:120536.727 database is down: reconnecting in 10 seconds
  1454:20170916:120546.728 [Z3001] connection to database ‘zabbix’ failed: [1045] Access denied for user ‘zabbix’@’localhost’ (using password: NO)
  1454:20170916:120546.728 database is down: reconnecting in 10 seconds
  1454:20170916:120556.729 [Z3001] connection to database ‘zabbix’ failed: [1045] Access denied for user ‘zabbix’@’localhost’ (using password: NO)
  1454:20170916:120556.729 database is down: reconnecting in 10 seconds
  1454:20170916:120606.729 [Z3001] connection to database ‘zabbix’ failed: [1045] Access denied for user ‘zabbix’@’localhost’ (using password: NO)
  1454:20170916:120606.730 database is down: reconnecting in 10 seconds
  1454:20170916:120616.730 [Z3001] connection to database ‘zabbix’ failed: [1045] Access denied for user ‘zabbix’@’localhost’ (using password: NO)
  1454:20170916:120616.730 database is down: reconnecting in 10 seconds

 

 

 

/etc/zabbix/zabbix_server.conf の修正

/etc/zabbix/zabbix_server.conf の DB 部分を確認して修正します。

/etc/zabbix/zabbix_server.conf では DB へのパスワードを設定する箇所がありますが、デフォルトでは「パスワード」は設定されていないため(当たり前ですが・・・)設定をする必要があります。

### Option: DBHost
#       Database host name.
#       If set to localhost, socket is used for MySQL.
#       If set to empty string, socket is used for PostgreSQL.
#
# Mandatory: no
# Default:
# DBHost=localhost

### Option: DBName
#       Database name.
#       For SQLite3 path to database file must be provided. DBUser and DBPassword are ignored.
#
# Mandatory: yes
# Default:
# DBName=

DBName=zabbix

### Option: DBSchema
#       Schema name. Used for IBM DB2 and PostgreSQL.
#
# Mandatory: no
# Default:
# DBSchema=

### Option: DBUser
#       Database user. Ignored for SQLite.
#
# Mandatory: no
# Default:
# DBUser=

DBUser=zabbix

### Option: DBPassword
#       Database password. Ignored for SQLite.
#       Comment this line if no password is used.
#
# Mandatory: no
# Default:
# DBPassword=

DBPassword=xxxxxxxx ← zabbix データベースへの zabbix アカウントでのアクセスパスワードを設定します。

### Option: DBSocket
#       Path to MySQL socket.
#
# Mandatory: no
# Default:
# DBSocket=/tmp/mysql.sock

### Option: DBPort
#       Database port when not using local socket. Ignored for SQLite.
#
# Mandatory: no
# Range: 1024-65535
# Default (for MySQL):
# DBPort=3306

 

 

Zabbix Server を再起動します。

[root@cent07 zabbix]# systemctl restart zabbix-server
[root@cent07 zabbix]# systemctl status zabbix-server
● zabbix-server.service – Zabbix Server
   Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/zabbix-server.service; enabled; vendor preset: disabled)
   Active: active (running) since 土 2017-09-16 12:53:43 JST; 5s ago
  Process: 1726 ExecStop=/bin/kill -SIGTERM $MAINPID (code=exited, status=0/SUCCESS)
  Process: 1728 ExecStart=/usr/sbin/zabbix_server -c $CONFFILE (code=exited, status=0/SUCCESS)
 Main PID: 1730 (zabbix_server)
   CGroup: /system.slice/zabbix-server.service
           tq1730 /usr/sbin/zabbix_server -c /etc/zabbix/zabbix_server.conf
           tq1731 /usr/sbin/zabbix_server: configuration syncer [waiting 60 sec for processes]
           tq1732 /usr/sbin/zabbix_server: alerter #1 started
           tq1733 /usr/sbin/zabbix_server: alerter #2 started
           tq1734 /usr/sbin/zabbix_server: alerter #3 started

 

 

再度 /var/log/zabbix/zabbix_server.log を確認します。

エラーは出なくなりました。

[root@cent07 zabbix]# tail /var/log/zabbix/zabbix_server.log
  1659:20170916:125341.719 Got signal [signal:15(SIGTERM),sender_pid:1726,sender_uid:0,reason:0]. Exiting …
  1659:20170916:125343.720 syncing history data…
  1659:20170916:125343.720 syncing history data done
  1659:20170916:125343.720 syncing trend data…
  1659:20170916:125343.721 syncing trend data done
  1659:20170916:125343.721 Zabbix Server stopped. Zabbix 3.4.1 (revision 71734).
  1730:20170916:125343.754 Starting Zabbix Server. Zabbix 3.4.1 (revision 71734).
  1730:20170916:125343.754 ****** Enabled features ******
  1730:20170916:125343.754 SNMP monitoring:           YES
  1730:20170916:125343.754 IPMI monitoring:           YES
  1730:20170916:125343.754 Web monitoring:            YES
  1730:20170916:125343.754 VMware monitoring:         YES
  1730:20170916:125343.754 SMTP authentication:       YES
  1730:20170916:125343.754 Jabber notifications:      YES
  1730:20170916:125343.754 Ez Texting notifications:  YES
  1730:20170916:125343.754 ODBC:                      YES
  1730:20170916:125343.754 SSH2 support:              YES
  1730:20170916:125343.754 IPv6 support:              YES
  1730:20170916:125343.754 TLS support:               YES
  1730:20170916:125343.754 ******************************
  1730:20170916:125343.755 using configuration file: /etc/zabbix/zabbix_server.conf
  1730:20170916:125343.765 current database version (mandatory/optional): 03040000/03040000
  1730:20170916:125343.765 required mandatory version: 03040000
  1730:20170916:125343.777 server #0 started [main process]
  1742:20170916:125343.795 server #12 started [history syncer #4]
  1744:20170916:125343.796 server #14 started [proxy poller #1]
  1745:20170916:125343.798 server #15 started [self-monitoring #1]
  1747:20170916:125343.799 server #17 started [poller #1]
  1750:20170916:125343.809 server #20 started [poller #4]
  1743:20170916:125343.820 server #13 started [escalator #1]
  1735:20170916:125343.823 server #5 started [housekeeper #1]
  1736:20170916:125343.823 server #6 started [timer #1]
  1731:20170916:125343.823 server #1 started [configuration syncer #1]
  1732:20170916:125343.824 server #2 started [alerter #1]
  1733:20170916:125343.824 server #3 started [alerter #2]
  1737:20170916:125343.824 server #7 started [http poller #1]
  1738:20170916:125343.825 server #8 started [discoverer #1]
  1739:20170916:125343.835 server #9 started [history syncer #1]
  1741:20170916:125343.835 server #11 started [history syncer #3]
  1746:20170916:125343.836 server #16 started [task manager #1]
  1748:20170916:125343.836 server #18 started [poller #2]
  1734:20170916:125343.847 server #4 started [alerter #3]
  1740:20170916:125343.847 server #10 started [history syncer #2]
  1749:20170916:125343.848 server #19 started [poller #3]
  1751:20170916:125343.863 server #21 started [poller #5]
  1760:20170916:125343.875 server #30 started [preprocessing manager #1]
  1755:20170916:125343.875 server #25 started [trapper #3]
  1756:20170916:125343.878 server #26 started [trapper #4]
  1754:20170916:125343.881 server #24 started [trapper #2]
  1757:20170916:125343.884 server #27 started [trapper #5]
  1753:20170916:125343.887 server #23 started [trapper #1]
  1758:20170916:125343.890 server #28 started [icmp pinger #1]
  1759:20170916:125343.890 server #29 started [alert manager #1]
  1752:20170916:125343.890 server #22 started [unreachable poller #1]
  1762:20170916:125344.076 server #32 started [preprocessing worker #2]
  1763:20170916:125344.084 server #33 started [preprocessing worker #3]
  1761:20170916:125344.091 server #31 started [preprocessing worker #1]
  1755:20170916:125443.892 cannot send list of active checks to “127.0.0.1”: host [Zabbix server] not monitored
[root@cent07 zabbix]#

 

 

この状態で再度 Zabbix の管理画面にログインします。

【Zabbix 3.4】CentOS 7 への Zabbix インストール手順

 

今度は「Zabbixサーバーが動作していません(画面のリフレッシュを行ってステータスを再確認してください)」のメッセージは出力されなくなりました。

 

 

まとめ

Zabbix を使ってやりたいことが多々あるので、今後も Zabbix について調査をします。

 

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

AlphaOmega Captcha Medica  –  What Do You See?
     
 

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください