こんにちは。
これからもレンタルサーバーを100%使いこなせるような記事を書き続けます。
普段私はインフラ系のエンジニアをやっています。
基盤は「物理」、「仮想」、「クラウド」で、OSは「Linux」、「Windows」で、ネットワークは「Cisco」、「BIG-IP」などです。
実際に構築して運用していくと分かるのですが、当初の見積もりとは異なり、全然リソースを使わっていないサーバーが多いです。
ハイスペックなんだけど、スペックを使いこなせていない。
ポルシェに乗っているんだけど、路地裏を20km/hで走っているような(笑)
正直言って、そこそこのレンタルサーバーならポルシェまではいかなくても「レガシィ」クラスはあるのに、やっぱり路地裏を20km/hでそろりそろりと走っているようなもったいない使い方をしている場面をよく見かけます。
せっかくなので100%レンタルサーバーを使いこなしましょう。
最悪ホームページに飽きたら、自分のPCのバックアップ先のサーバーにしてもいいのではと思うこともあります(笑)
使い方は邪道ですが(笑)寝かせておくのはもったいないので有効活用しましょう。
さて、話は変わりますがレンタルサーバーのページを見るとよく「マルチドメイン」という文字を見ます。
この概念を知っておくと今よりももっと有効にレンタルサーバーを使い倒せると思います。
そこで今回は、
- マルチドメインとは一体何なのか?
- マルチドメインのメリットは?
- マルチドメインのデメリットは?
などについて調べてみました。
マルチドメインとは、1つのサーバーで複数のドメインを運用すること
簡単に言うと、「マルチドメイン」とは1つのサーバーで複数のドメインを持てることです。
図解すると、レンタルサーバーは1台なのに、その1台に複数のドメインが紐付いているイメージです。
上図ではたまちゃんは、1台のレンタルサーバーで「tama.co.jp」と「tama-chan.co.jp」と「a-tama.co.jp」の3つを運用しています。
マルチドメインのメリットは?
最近はどのレンタルサーバー会社も「マルチドメイン」を謳っています。
その理由は「デメリット」よりも「メリット」の方が大きいからです。
以下、理由を解説します。
コストがかからない
マルチドメインに対応していないレンタルサーバーの場合(今時聞きませんが・・・)は、1台1台新規でレンタルサーバーを契約しなければいけません。
50ドメインを運用していたら、レンタルサーバー50契約が必要です。
しかしマルチドメインで1台のレンタルサーバーに複数のドメインを設定して運用しても、1つの契約だけで大丈夫です。
カテゴリごとにドメインを分けられるのでSEOによい
例えば「ネコ」を扱ったサイトは「cat.co.jp」、犬を扱ったサイトは「dog.co.jp」と分けることができます。
1つのサイトに全部のコンテンツを入れるよりも、テーマごとにドメインを分けた方が、閲覧者にとっても、SEO的にもいいでしょう。
マルチドメインのデメリットは?
マルチドメインはメリットしかないような気がしますが、実はデメリットも存在します。
そのレンタルサーバーが落ちるとサイトが全滅する
そのレンタルサーバーが落ちたら、そのレンタルサーバーに乗っているサイトすべてが全滅します。
だからリスク分散ができていません。
1つのカゴに卵を全部入れているようなものです。
1つのサイトが分かると、芋づる式に他のサイトもバレる
だからなに?という感じかもしれませんが、自分がどのサイトを運用しているのか公表したがらない人が多いです(笑)
めちゃくちゃ稼いでいたらあまり公にはしたくないが、なぜか特定されてしまう。
理由は、通常レンタルサーバーには1つのIPアドレスが割り当てられていますが、そのIPアドレスから特定されることが多いです。
以上、「マルチドメイン」について分かりやすく解説しました。
レンタルサーバーを使っていると分かると思いますが、今は「マルチドメイン」が当たり前になりましたよね。
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