Python でファイルの中身を読み込む変数に格納する方法です。
※ちなみに本サイトのプログラムはすべて Python 3.6 系で作成しています。
ファイルを読み込む流れ
いろいろなパターンがあると思いますが、基本は以下の手順です。
- ファイルを開く
- ファイルを読み、変数に格納する
- ファイルを閉じる
ファイルの開き方(ファイルのオープン)
■構文
f = open(‘test.txt’, ‘r’)
# フルパスでもOK f = open(‘/home/test/test.txt’,’r’) |
- r ← 読み込みモードで開く
- w ← 書き込みモードで開く
- a ← 追加書き込みモードで開く
ファイルの閉じ方(ファイルのクローズ)
■構文
f.close() |
3種類の読み込み方
- read
- readline
- readlines
read
ファイルの中身を1つの文字列として読み込みます。(一度に全部読み込みます)
1行1行読み込み文字を変換するなどの処理が必要ない場合に利用します。
■プログラム例
# ファイルを読み込みモードでオープン f = open(‘test.txt’, ‘r’)
# readですべて読み込みwordsに格納する
# words変数の中身を表示する print(words)
# ファイルを閉じる f.close() |
readline
ファイルの中身を1行ずつ読み込みます。
1行1行に対して何らかの処理をしたい場合に利用します。
# ファイルを読み込みモードでオープン f = open(‘test.txt’, ‘r’)
# readlineで1行だけ読み込む
# for文で1行ずつ表示する
# ファイルを閉じる f.close() |
readlines
ファイルの中身を1行ずつリストの1要素として追加します。
リスト形式として処理をしたい場合に利用します。
# ファイルを読み込みモードでオープン f = open(‘test.txt’, ‘r’)
# readlines で1行ずつの要素でリストとして読み込む
# リスト形式で表示する
# リスト形式のファイルを1行ずつ表示する for line in flist: print(line) |
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