【Linux】【CentOS】プロンプトの表示を変更する手順

公開日時:2017年09月17日 / 最終更新日時:2019年02月11日

 

bash でログインするとデフォルトでプロンプトは以下のようになっていると思います。

Last login: Sat Sep 16 15:17:23 2017 from 192.168.1.3
[test@cent06 ~]$ ← ホスト名「cent06」、アカウント名「test」です。

 

つまり「アカウント名」、「ホスト名」、「カレントディレクトリ」が表示されます。

これで問題ないのですが、プロンプトの表示をカスタマイズ(変更)することが可能です。

 

それと、プロンプトの表示を変更したい理由としては、現在「さくらVPS」を利用していますが、デフォルトだと「tkx-2xx-xxxxxx」とホスト名が表示されてしまい、毎回ホスト名をマスキングする必要があるからです。

それでもいいのですが、手間を省いて確実にマスキングをしようということでプロンプトの表示を変更することにしました。

 

ちなみに「さくらVPS」は安い割に意外とサクサク動作してくれるので非常に使い勝手がいいですね。

 

 

さくらVPS のスペック(一番安い 月額685円のモデル)

 

【CPU】

CPUは1個です。

[test@SAKURA_VPS ~]$ cat /proc/cpuinfo | grep processor
processor : 0

 

【メモリ】

メモリは 512MB です。

[test@SAKURA_VPS ~]$ cat /proc/meminfo | grep MemTotal
MemTotal: 500452 kB

 

【ディスク】

ディスクは合計で 20GB です。

[test@SAKURA_VPS ~]$ df -h
ファイルシス   サイズ  使用  残り 使用% マウント位置
/dev/vda4         16G  9.6G  6.0G   62% /
devtmpfs         232M     0  232M    0% /dev
tmpfs            245M     0  245M    0% /dev/shm
tmpfs            245M   29M  216M   12% /run
tmpfs            245M     0  245M    0% /sys/fs/cgroup
/dev/vda2        497M  242M  256M   49% /boot
tmpfs             49M     0   49M    0% /run/user/1000
tmpfs             49M     0   49M    0% /run/user/1004

 

【ディスクのパフォーマンス】

ディスクのパフォーマンスを測るため hdparm コマンドをインストールします。 

[root@SAKURA_VPS ~]# yum install hdparm ← hdparm コマンドをインストールします。

 

hdparm コマンドを実行します。

[root@SAKURA_VPS ~]#  hdparm -tT /dev/vda

/dev/vda:
 Timing cached reads:   17300 MB in  2.00 seconds = 8661.09 MB/sec
 Timing buffered disk reads: 3090 MB in  3.00 seconds = 1029.75 MB/sec

 

 

 

現在のプロンプトの設定を確認する

現在のプロンプトの設定は環境変数「PS1」で確認できます。

[test@cent07 ~]$ echo $PS1
[\u@\h \W]\$

 

[\u@\h \W]\$ 」はどういう意味なのかと言いますと

 

 

という意味です。

その結果以下のプロンプトで表示されています。

[test@cent07 ~]$ echo $PS1

 

どこでプロンプトの表示を変えるのか?

シェルの環境を設定する設定ファイルで変更します。

今回は「~/.bashrc」ファイルに設定します。

[test@tk2-2xx-xxxxxx ~]$ vi /home/test/.bashrc
# .bashrc

# Source global definitions
if [ -f /etc/bashrc ]; then
        . /etc/bashrc
fi

# Uncomment the following line if you don't like systemctl's auto-paging feature:
# export SYSTEMD_PAGER=

# User specific aliases and functions

# プロンプトを変更する。
PS1="[\u@SAKURA_VPS \W]\\$ " ← ここに追加します。

[test@tk2-2xx-xxxxxx ~]$

 

※注意点

"[\u@SAKURA_VPS \W]\\$ " の「$」と「"」の間に半角スペースを1つ入れてください。

半角スペースがないとプロンプトとコマンドがくっついて見にくくなります。

 

念のため一度ログアウトをして再度ログインをします。

[test@SAKURA_VPS ~]$ ← プロンプトが変わりました。

 

 

 

Posted by 100%レンタルサーバーを使いこなすサイト管理人

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