Veritas NetBackup の構成について解説します。
NetBackup は単純なバックアップツールではなく、様々なコンポーネントで構成され巨大なバックアップソリューションになっているため、直感的には分かりにくいツールになっています。
NetBackup 8.0 のインストール手順は以下の記事を参考にしてください。
【Veritas NetBackup 8.0】NetBackup インストール手順
NetBackup 管理画面の日本語化パッチ適用手順は以下を参考にしてください。
【Veritas NetBackup 8.0】NetBackup管理画面への日本語化パッチ適用手順
Veritas NetBackup の構成
Veritas NetBackup は以下のようにクライアント/サーバー構成となっています。
- サーバーソフトウェア ← ストレージデバイスを管理するコンピュータ上に存在します。
- クライアントソフトウェア ← バックアップ対象のコンピュータにインストールします。
サーバーソフトウェアの構成(マスターサーバー、メディアサーバー)
サーバーソフトウェアは以下の2つのサーバーで構成されています。
- マスターサーバー
- メディアサーバー
■マスターサーバー
バックアップ、アーカイブおよびリストアが管理されます。
マスターサーバーで構成したバックアップポリシーによって、バックアップするコンピュータ (クライアント) やファイルが決まります。
また、NetBackup で使用されるメディアやデバイスを選択します。
マスターサーバーに NetBackup カタログが格納されます。
このカタログには、NetBackup バックアップおよび構成の情報を含む内部データベースが含まれます。
■ メディアサーバー
メディアサーバーに接続されているストレージデバイスを NetBackup で使用可能にすることによって、追加のストレージが提供されます。
→つまり、現在のマスターサーバー上でバックアップデバイスの容量が問題なく、負荷も問題なければ、メディアサーバーを追加する必要はありません。
また、メディアサーバーを使用すると、ネットワークの負荷を分散させることによってパフォーマンスを向上できます。
メディアサーバーは、デバイスホストとも呼ばれます。
クライアントソフトウェア
クライアントソフトウェアは、バックアップを行うデータが存在するコンピュータにインストールします。
(また、クライアントソフトウェアはサーバーにも含まれており、サーバーのバックアップを行うことができます。)
NetBackup 日本語 製品マニュアル
NEC が日本語の製品マニュアルを提供しています。
NetBackup – 製品マニュアル
https://jpn.nec.com/backup/netbackup/nbu_manual.html
しかも下図のように各バージョンが含まれています。
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