CentOS7になって若干複雑になりましたので整理します。
構成
以下の構成で考えます。
- ホスト名 : cent07
- FQDN名 : cent07.localdomain
- ドメイン名 : localdomain
hostname -f コマンドでも「ホスト名」しか出てこない
/etc/hosts ファイルの内容です。
[root@cent07 ~]# cat /etc/hosts
192.168.1.12 cent07 cent07.localdomain ← この順番で値を設定しています。 |
上記の「/etc/hosts」で「hostname -f」コマンドを実行します。
「/etc/hosts」から値を引っ張っているだけです。
[root@cent07 ~]# hostname -f |
検証のため「/etc/hosts」ファイルを変更します。
変更後に「hostname -f」コマンドを実行してみます。
[root@cent07 ~]# cat /etc/hosts 192.168.1.12 cent07.localdomain ← 「cent07」を削除して「cent07.localdomain」を先頭に持ってきました。 [root@cent07 ~]# hostname -f |
hostname コマンドとは?
hostname コマンドは「ホスト名」「ドメイン名」「ノード名」を表示させるコマンドです。
- ホスト名 : hostname
- ドメイン名 : hostname -d
- ノード名 : hostname -n
- FQDN名 : hostname -f
hostname のマニュアルでは以下の記述がある。
-f, –fqdn, –long FQDN は短い形式のホスト名と DNS ドメイン名からなる。 bind または NIS をホスト名の検索に用いていない場合は FQDN と DNS ドメイン名 (FQDN の一部) を /etc/hosts ファイルで変更することもできる。 |
「bind または NIS をホスト名の検索に用いていない場合は FQDN と DNS ドメイン名 (FQDN の一部) を /etc/hosts ファイルで変更することもできる。」とあります。
今回の環境では bind や NIS を利用していないため「/etc/hosts」が利用されたようです。
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