AWS DMS(Database Migration Service)の基本について解説します。
DMSは便利だが扱いづらい
DMSは非常に便利です。DBを他のDBへマイグレーションしてくれます。OracleからMySQLへのマイグレーションもできます。
今までOracleやSQL Serverを利用していてライセンス料金の負担が気になっている場合は、DMSを利用してMySQLやPostgreSQLへのマイグレーションもしてくれます。非常に便利ですよね。
しかし便利で痒い所に手が届くだけあってクセがあります。例えば便利すぎて日々の運用に取り入れると結構な運用工数が取られることになります。例えばDMSで常時RDS SQL ServerからRDS SQL Serverへレプリケーションをする場合などです。
「え!?RDS SQL ServerからRDS SQL Serverへレプリケーションですか!?それってRDS SQL Serverでリードレプリカを構築すればいいだけなのでは?」
と思うかもしれません。正解ですが、企業によっては様々な事情がありリードレプリカではなく全然別のAWSアカウントに配置する必要があるかもしれません。
またはセキュリティ上の理由で特定のテーブルのみ見せたいとか。自社だけで完結していればいいですが外部ベンダーも参画していたり、外部ベンダーのAWSアカウントと連携していたりとか、いろいろDMSを使わざるを得ない状況もあります。
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